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冬の霧―へんろ宿 巻二―

藤原緋沙子/著

649円(税込)

発売日:2022/11/28

  • 文庫
  • 電子書籍あり

あの若旦那、馬鹿のふりをしているのか。本当に馬鹿なのか――。

市兵衛が料理屋の店先で拾ってきたのは、酒問屋天野屋の若旦那だった。彼は実家のツケで放蕩していたものの、番頭が代金を支払わなくなり、店から追い出されたのだった(「あほぼん」)。上方からの珍客女義太夫の母娘に続いて、浪人者が投宿した。何でも江戸に住む恩人に死ぬ前に一度礼をいいたくてやってきたという(表題作)。訳ありの旅人達を癒す佐和の一弦琴の調べ。人情時代小説傑作四編。

目次
あほぼん
こほろぎ
ほととぎす
冬の霧
解説 木村行伸

書誌情報

読み仮名 フユノキリヘンロヤドマキニ
シリーズ名 新潮文庫
装幀 はぎのたえこ/カバー装画、新潮社装幀室/デザイン
雑誌から生まれた本 小説新潮から生まれた本
発行形態 文庫、電子書籍
判型 新潮文庫
頁数 304ページ
ISBN 978-4-10-139167-0
C-CODE 0193
整理番号 ふ-46-6
ジャンル 歴史・時代小説
定価 649円
電子書籍 価格 649円
電子書籍 配信開始日 2022/11/28

著者プロフィール

藤原緋沙子

フジワラ・ヒサコ

高知県生れ。立命館大学文学部卒。人情時代小説の名手として、リアリティあふれる物語空間の創出、意外性に満ちたストーリー、魅力的な人物造形などが高く評価される。主な作品に『茶筅の旗』『番神の梅』『龍の袖』等、また代表的なシリーズに『藍染袴お匙帖』『隅田川御用帳』『橋廻り同心・平七郎控』『見届け人秋月伊織事件帖』『浄瑠璃長屋春秋記』『渡り用人片桐弦一郎控』『人情江戸彩時記』『千成屋お吟』『切り絵図屋清七』『秘め事おたつ』『へんろ宿』等がある。

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