ホーム > 書籍詳細:不実な美女か貞淑な醜女か

瞬時の判断を要求される同時通訳の現場は、緊張とスリルに満ちた修羅場。そこからつぎつぎ飛び出す珍談・奇談。爆笑の「通訳論」。

不実な美女か貞淑な醜女か

米原万里/著

693円(税込)

本の仕様

発売日:1998/01/01

読み仮名 フジツナビジョカテイシュクナブスカ
シリーズ名 新潮文庫
装幀 山下清澄/カバー装画、新潮社装幀室/デザイン
発行形態 文庫、電子書籍
判型 新潮文庫
ISBN 978-4-10-146521-0
C-CODE 0195
整理番号 よ-19-1
ジャンル エッセー・随筆、ロシア語、翻訳
定価 693円
電子書籍 価格 605円
電子書籍 配信開始日 2015/12/18

同時通訳者の頭の中って、一体どうなっているんだろう? 異文化の摩擦点である同時通訳の現場は緊張に次ぐ緊張の連続。思わぬ事態が出来する。いかにピンチを切り抜け、とっさの機転をきかせるか。日本のロシア語通訳では史上最強と謳われる米原女史が、珍談・奇談、失敗談を交えつつ、同時通訳の内幕を初公開! 「通訳」を徹底的に分析し、言語そのものの本質にも迫る、爆笑の大研究。

著者プロフィール

米原万里 ヨネハラ・マリ

(1950-2006)東京生れ。エッセイスト、作家、元ロシア語同時通訳。東京外国語大学卒。東京大学大学院修士課程修了。1992(平成4)年、テレビの同時通訳により正確で迅速な報道に貢献したとして日本女性放送者懇談会賞を受賞。1995年通訳を論じた『不実な美女か貞淑な醜女(ブス)か』で読売文学賞、1997年『魔女の1ダース 正義と常識に冷や水を浴びせる13章』で講談社エッセイ賞、2002年『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』で大宅壮一ノンフィクション賞、2003年『オリガ・モリソヴナの反語法』でBunkamura ドゥマゴ文学賞を受賞。日本ペンクラブ常務理事、ロシア語通訳協会会長を務めた。

目次

  プロローグ 通訳=売春婦論の顛末
第一章 通訳翻訳は同じ穴のむじな
――通訳と翻訳に共通する三大特徴――
1 通訳=売春婦論、もう一つの根拠
2 異なる言語の出会いに欠かせぬ存在
3 通訳でもなく翻訳でもなく
4 同時に二人の旦那に仕える従僕
5 通訳・翻訳=ブラックボックス論
6 少し種明かし

第二章 狸と狢以上の違い
――通訳と翻訳の間に横たわる巨大な溝――
1 耳から聞き、口で伝えるということ
2 時間よ、止まれ!
3 時の女神は通訳を容赦しない
4 手持ちの駒しか使えない
5 先にイカないで!
6 記憶力の謎
7 差し引き勘定ゼロの法則
8 通訳論の一大常識を覆した小さな事件

第三章 不実な美女か貞淑な醜女ブス
1 美しさに惑わされるな
2 貞淑すぎるのも罪つくり
3 挨拶を侮るなかれ
4 字句通りの舌禍
5 駄洒落は転換可能か
6 恐怖の寿限無地獄
7 慣用句の逆襲
8 罵り言葉考

第四章 初めに文脈ありき
1 文脈の裏切り
2 ターヘル・アナトミアは文脈が頼り
3 文脈違いの悲喜劇
4 カダフィの通訳を見習え
5 前門の虎、後門の狼
6 女房と畳、それに情報
7 シャドーイングの功罪
8 庶務課係長の訳

第五章 コミュニケーションという名の神に仕えて
1 師匠の目にも涙
2 方言まで訳すか、訛りまで訳すか
3 日本語が決め手
4 空気のような母なる言葉
5 英語で演説したがる総理大臣
6 窮地脱出法
7 時には殺意も
  エピローグ 頂上のない登山
  あとがき
   解説 名越健郎
  編集部注

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