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未成年〔下〕

ドストエフスキー/著 、工藤精一郎/訳

1,100円(税込)

発売日:1969/06/22

  • 文庫
  • 電子書籍あり

圧倒的緊迫感! 怒濤のような疾走感!! 佐藤優氏激賞。「父と子」の葛藤、未成年の魂の遍歴を描く五大長編の一作。

酒、賭博の泥沼にのめり込み、腐敗した醜い人間関係に傷ついたアルカージイは、戸籍上の父である巡礼マカール老人の美しい心に打たれ、更生の道を見いだす。が、敬愛する実父ヴェルシーロフの「運命の女性」アフマーコワへ恋心を抱き、事態は悲劇的結末に向けて加速する。「父と子」の葛藤、未成年の魂の遍歴を描きながらロシア民族の理想を追求するドストエフスキー五大長編の一作。

書誌情報

読み仮名 ミセイネン2
シリーズ名 新潮文庫
発行形態 文庫、電子書籍
判型 新潮文庫
頁数 640ページ
ISBN 978-4-10-201016-7
C-CODE 0197
整理番号 ト-1-21
ジャンル 文芸作品
定価 1,100円
電子書籍 価格 869円
電子書籍 配信開始日 2011/06/01

著者プロフィール

ドストエフスキー

Фёдор М.Достоевский

(1821-1881)19世紀ロシア文学を代表する世界的巨匠。父はモスクワの慈善病院の医師。1846年の処女作『貧しき人びと』が絶賛を受けるが、1849年、空想的社会主義に関係して逮捕され、シベリアに流刑。この時持病の癲癇が悪化した。出獄すると『死の家の記録』等で復帰。1861年の農奴解放前後の過渡的矛盾の只中にあって、鋭い直観で時代状況の本質を捉え、『地下室の手記』を皮切りに『罪と罰』『白痴』『悪霊』『未成年』『カラマーゾフの兄弟』等、「現代の予言書」とまでよばれた文学を創造した。

工藤精一郎

クドウ・セイイチロウ

1922年福島生れ。ハルビン学院卒。日ソ文化交流機関講師、関西大学教授等を歴任。著書に『ソ連の素顔』等、翻訳にトルストイ、ドストエフスキー、ツルゲーネフ等のロシア文学、また『ゴルバチョフ回想録』等がある。

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