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父と子

ツルゲーネフ/著 、工藤精一郎/訳

781円(税込)

発売日:1998/05/04

  • 文庫
  • 電子書籍あり

農奴解放前後の、古い貴族的文化と新しい民主的文化の思想的相剋を描き、そこに新時代への曙光を見いださんとしたロシア文学の古典。著者は、若き主人公バザーロフに“ニヒリスト”なる新語を与えて嵐のような反響をまきおこしたが、いっさいの古い道徳、宗教を否定し、破壊を建設の第一歩とするこのバザーロフの中に、当時の急進的インテリゲンチャの姿が芸術的に定着されている。

書誌情報

読み仮名 チチトコ
シリーズ名 新潮文庫
発行形態 文庫、電子書籍
判型 新潮文庫
頁数 432ページ
ISBN 978-4-10-201806-4
C-CODE 0197
整理番号 ツ-1-6
ジャンル 文芸作品、古典、評論・文学研究
定価 781円
電子書籍 価格 693円
電子書籍 配信開始日 2016/07/29

著者プロフィール

(1818-1883)ロシア中部の大地主の家に生れ、母の領地スパスコエ・ルトビーノボ村で育つ。モスクワ大学、ペテルブルグ大学に学び、ベルリン大学に留学する。1843年に発表した長詩『パラーシャ』が激賞され、農奴体制下の農民の生活を描いた短編集『猟人日記』(1847-1852)で不動の名声を得る。明治期の日本にもいち早く紹介され、近代日本文学に大きな影響を与えた。

工藤精一郎

クドウ・セイイチロウ

1922年福島生れ。ハルビン学院卒。日ソ文化交流機関講師、関西大学教授等を歴任。著書に『ソ連の素顔』等、翻訳にトルストイ、ドストエフスキー、ツルゲーネフ等のロシア文学、また『ゴルバチョフ回想録』等がある。

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