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河を渡って木立の中へ

ヘミングウェイ/著 、高見浩/訳

1,045円(税込)

発売日:2025/03/28

  • 文庫
  • 電子書籍あり

戦争のトラウマを抱える男と年の離れた恋人を描く、ヘミングウェイ幻の名作。

第二次大戦後数年を経たヴェネツィア。アメリカ陸軍大佐キャントウェルは、貴族の娘レナータと刹那の逢瀬を重ねる。彼の心の傷を癒すため戦争の真実を明かしてくれとせがむ恋人に、重い口を開いて語ったのは、凄惨な戦いの全貌と自らの判断ミスで多くの部下を殺してしまった悔恨の情だった……。年の離れた愛しい人、戦争の不条理、迫りくる終焉のとき。著者自身を投影して描く愛と死の物語。

目次

河を渡って木立の中へ
訳注
解説 高見浩
年譜――ヘミングウェイの生涯とその時代

書誌情報

読み仮名 カワヲワタッテコダチノナカへ
シリーズ名 Star Classics 名作新訳コレクション
装幀 Ian Rylance/カバー写真、500Px Plus/カバー写真、Getty Images/カバー写真、新潮社装幀室/デザイン
発行形態 文庫、電子書籍
判型 新潮文庫
頁数 496ページ
ISBN 978-4-10-210020-2
C-CODE 0197
整理番号 へ-2-16
ジャンル 文芸作品、古典
定価 1,045円
電子書籍 価格 1,045円
電子書籍 配信開始日 2025/03/28

著者プロフィール

ヘミングウェイ

Hemingway,Ernest

(1899-1961)シカゴ近郊生れ。1918年第1次大戦に赤十字要員として参加、負傷する。1921年より1928年までパリに住み、『われらの時代』『日はまた昇る』『男だけの世界』などを刊行。その後『武器よさらば』、短編「キリマンジャロの雪」などを発表。スペイン内戦、第2次大戦にも従軍記者として参加。1952年『老人と海』を発表、ピューリッツァー賞を受賞。1954年、ノーベル文学賞を受賞。1961年、猟銃で自裁。

高見浩

タカミ・ヒロシ

東京生れ。出版社勤務を経て翻訳家に。主な訳書に『ヘミングウェイ全短編』『日はまた昇る』『武器よさらば』『誰がために鐘は鳴る』『移動祝祭日』『羊たちの沈黙』『ハンニバル』『ホット・ゾーン』『闇の奥』など。著書に『ヘミングウェイの源流を求めて』がある。

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