
恐るべきこどもたち
649円(税込)
発売日:2025/10/29
- 文庫
美しい姉と弟。親密すぎるふたりの結末は──? 天才ジャン・コクトーの衝撃的代表作。
美しいものはとてつもない特権に恵まれている──。こども時代のために生まれてきたかのようなエリザベートとポールは、双子用の揺りかごで揺られるように暮らしていた。深く愛し合いながら同時に苦しめ合うふたりの部屋へジェラールとアガートが加わり、世界は変質してゆく。純粋すぎたエリザベートが選んだ結末は? 世界の数多の芸術家を触発しつづけてきたフランス20世紀の古典の新訳。
書誌情報
| 読み仮名 | オソルベキコドモタチ |
|---|---|
| シリーズ名 | Star Classics 名作新訳コレクション |
| 装幀 | Jamie Casper/カバー写真、Getty Images/カバー写真、新潮社装幀室/デザイン |
| 発行形態 | 文庫 |
| 判型 | 新潮文庫 |
| 頁数 | 192ページ |
| ISBN | 978-4-10-217802-7 |
| C-CODE | 0197 |
| 整理番号 | コ-3-2 |
| ジャンル | 文芸作品 |
| 定価 | 649円 |
著者プロフィール
ジャン・コクトー
Cocteau,Jean
(1889-1963)フランスの詩人・作家。ブルジョワの家庭に生れ、幼少の頃から上流社会に身を置いて、多くの文人、芸術家と交流。20歳の時に出版された処女詩集『アラジンのランプ』で、一躍時代の寵児となる。戯曲、絵画、映画などにも多彩な才能を発揮。古典と前衛の間を自在に往還し、夢と現実、秩序と無秩序などが表裏一体となった数々の名作を残す。小説に『山師トマ』『恐るべきこどもたち』、映画に『詩人の血』『オルフェ』など。
村松潔
ムラマツ・キヨシ
1946年東京生れ。主訳書は、R・J・ウォラー『マディソン郡の橋』、T・E・カーハート『パリ左岸のピアノ工房』、T・ケイ『光の谷間』、J・ヴェルヌ『海底二万里』、I・マキューアン『未成年』『憂鬱な10か月』、C・ペロー『眠れる森の美女』、J・バージャー『果報者ササル』など。
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