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家なき子〔上〕

エクトール・マロ/著 、村松潔/訳

781円(税込)

発売日:2019/08/28

  • 文庫
  • 電子書籍あり

自らが捨て子だと知った少年レミ、8歳。仲間たちとともに、幸福を求めて旅に出る!

優しくぼくを見つめる、母と思っていたその人は母ではなかった。ぼくは捨て子だったのだ……。家を追われた8歳の少年レミは、謎の老旅芸人ヴィターリスの一座に加わり、芸をする動物たちとともに巡業の旅に出発する。大都会から炭鉱町まで、時に厳しい荒野を渡り、吹雪を耐え、川を越え――レミは真の幸福を求めて旅を続ける。時代を超えて読み継がれるフランスの児童文学の傑作を完訳!

  • 映画化
    家なき子 希望の歌声(2020年11月公開)
目次
第一部
1 村で
2 育ての父
3 ヴィターリス一座
4 母さんの家
5 旅立ち
6 初舞台
7 読み方を学ぶ
8 山越え、谷越え
9 七里の長靴を履いた巨人
10 法廷で
11 船上で
12 初めての友だち
13 捨て子
14 雪と狼
15 ムッシュー・ジョリ=クール
16 パリ到着
17 ルールシーヌ通りの親方
18 ジャンティイの石切り場
19 リーズ
20 花づくり農家
21 一家離散
訳註

書誌情報

読み仮名 イエナキコ1
シリーズ名 Star Classics 名作新訳コレクション
装幀 にしざかひろみ/カバー装画、新潮社装幀室/デザイン
発行形態 文庫、電子書籍
判型 新潮文庫
頁数 480ページ
ISBN 978-4-10-240111-8
C-CODE 0197
整理番号 マ-33-1
ジャンル 読み物
定価 781円
電子書籍 価格 781円
電子書籍 配信開始日 2020/02/28

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著者プロフィール

エクトール・マロ

Malot,Hector-Henri

(1830-1907)フランスのラ・ブイユ生れ。文芸評論家として出発し、のちに小説家に転向。主著に『愛の犠牲者』『ロマン・カルブリス』『家なき子』『家なき娘』などがある。

村松潔

ムラマツ・キヨシ

1946年、東京生まれ。訳書にイアン・マキューアン『初夜』『ソーラー』『未成年』『恋するアダム』、シーグリッド・ヌーネス『友だち』、マリアンヌ・クローニン『レニーとマーゴで100歳』、ジョン・バンヴィル『いにしえの光』、T・E・カーハート『パリ左岸のピアノ工房』、エクトール・マロ『家なき子』、ジュール・ヴェルヌ『海底二万里』など。

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