
闇の奥
649円(税込)
発売日:2022/10/28
- 文庫
- 電子書籍あり
「地獄だ! 地獄だ!」 植民地主義の闇を暴き後世に多大な影響を与えた異色の傑作。
19世紀末。アフリカ大陸の中央部に派遣された船乗りマーロウは、奥地出張所で象牙貿易に辣腕をふるっているという社員、クルツの噂を聞く。鬱蒼たる大密林を横目に河を遡航するマーロウの蒸気船は、原住民の襲撃に見舞われながらも最奥に辿り着く。そこで見出したクルツの戦慄の実像とは――。著者の実体験をもとにし、大自然の魔性と植民地主義の闇を凝視した、世界文学史に異彩を放つ傑作。
目次
第一章
第二章
第三章
第二章
第三章
注解
〈闇〉の奥にひそむもの――解説に代えて
年譜
〈闇〉の奥にひそむもの――解説に代えて
年譜
書誌情報
読み仮名 | ヤミノオク |
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シリーズ名 | Star Classics 名作新訳コレクション |
装幀 | 影山徹/カバー装画、新潮社装幀室/デザイン |
発行形態 | 文庫、電子書籍 |
判型 | 新潮文庫 |
頁数 | 256ページ |
ISBN | 978-4-10-240241-2 |
C-CODE | 0197 |
整理番号 | コ-26-1 |
定価 | 649円 |
電子書籍 価格 | 605円 |
電子書籍 配信開始日 | 2022/10/28 |
著者プロフィール
ジョゼフ・コンラッド
Conrad,Joseph
(1857-1924)1857年、ロシア統治下のポーランド領ウクライナ生れ。地主階級の一家に生れるが、12歳で孤児となる。長じて船乗りとなり世界各地への航海を重ねる。1886年にイギリス国籍を取得。1895年『オールメイヤーの阿房宮』を発表し好評を得る。1899年『闇の奥』を発表。その後『ロード・ジム』『ノストローモ』『密偵』などを発表し、モダニズム文学の雄としての地位を築く。1924年、心臓発作のため66歳で死去。
高見浩
タカミ・ヒロシ
東京生れ。出版社勤務を経て翻訳家に。主な訳書に『ヘミングウェイ全短編』『日はまた昇る』『老人と海』『羊たちの沈黙』『ハンニバル』『ホット・ゾーン』『北氷洋』など。著書に『ヘミングウェイの源流を求めて』がある
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