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闇の奥

ジョゼフ・コンラッド/著 、高見浩/訳

605円(税込)

発売日:2022/10/28

  • 文庫
  • 電子書籍あり

「地獄だ! 地獄だ!」 植民地主義の闇を暴き後世に多大な影響を与えた異色の傑作。

19世紀末。アフリカ大陸の中央部に派遣された船乗りマーロウは、奥地出張所で象牙貿易に辣腕をふるっているという社員、クルツの噂を聞く。鬱蒼たる大密林を横目に河を遡航するマーロウの蒸気船は、原住民の襲撃に見舞われながらも最奥に辿り着く。そこで見出したクルツの戦慄の実像とは――。著者の実体験をもとにし、大自然の魔性と植民地主義の闇を凝視した、世界文学史に異彩を放つ傑作。

目次
第一章
第二章
第三章
注解
〈闇〉の奥にひそむもの――解説に代えて
年譜

書誌情報

読み仮名 ヤミノオク
シリーズ名 Star Classics 名作新訳コレクション
装幀 影山徹/カバー装画、新潮社装幀室/デザイン
発行形態 文庫、電子書籍
判型 新潮文庫
頁数 256ページ
ISBN 978-4-10-240241-2
C-CODE 0197
整理番号 コ-26-1
定価 605円
電子書籍 価格 605円
電子書籍 配信開始日 2022/10/28

著者プロフィール

(1857-1924)1857年、ロシア統治下のポーランド領ウクライナ生れ。地主階級の一家に生れるが、12歳で孤児となる。長じて船乗りとなり世界各地への航海を重ねる。1886年にイギリス国籍を取得。1895年『オールメイヤーの阿房宮』を発表し好評を得る。1899年『闇の奥』を発表。その後『ロード・ジム』『ノストローモ』『密偵』などを発表し、モダニズム文学の雄としての地位を築く。1924年、心臓発作のため66歳で死去。

高見浩

タカミ・ヒロシ

東京生れ。出版社勤務を経て翻訳家に。主な訳書に『ヘミングウェイ全短編』『日はまた昇る』『老人と海』『羊たちの沈黙』『ハンニバル』『ホット・ゾーン』『北氷洋』など。著書に『ヘミングウェイの源流を求めて』がある

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