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探偵はパリへ還る

レオ・マレ/著 、田中裕子/訳

825円(税込)

発売日:2025/10/29

  • 文庫

暗号解読に、一同集めての推理披露。今も色褪せないフランス初のハードボイルド小説!

第二次大戦下のドイツ。捕虜として収容所の病院で働く探偵ビュルマは、瀕死の男に謎の言葉を告げられる。「エレーヌに伝えてくれ、駅前通り120番地」。釈放後パリへ戻るなり、再会した探偵助手が何者かの凶弾に倒れ、彼もまた同じ住所を言い残す──。死に際の台詞、暗号解読、稀代の大泥棒、一同集めての推理披露と、ミステリー要素満載。フランスのハードボイルド小説はここから始まった!

書誌情報

読み仮名 タンテイハパリヘカエル
シリーズ名 新潮文庫
装幀 金子幸代/カバー装画、新潮社装幀室/デザイン
発行形態 文庫
判型 新潮文庫
頁数 336ページ
ISBN 978-4-10-241081-3
C-CODE 0197
整理番号 マ-36-1
ジャンル 文学・評論
定価 825円

著者プロフィール

レオ・マレ

Malet,Leo

(1909-1996)南仏モンペリエ生れ。戦時中に国家反逆罪で収監されドイツの収容所に送られる。フランス帰還後、ハードボイルド小説を書き始めた。1943年発表の『探偵はパリへ還る』が人気を博し、私立探偵ネストール・ビュルマものとしてシリーズ化。数多くの映画、テレビ、バンド・デシネ、戯曲化された。1948年、Le Cinquieme Procedeでフランス推理小説大賞を受賞。シリーズは1984年にポール・フェヴァル大衆文学賞を受賞。

田中裕子

タナカ・ユウコ

フランス語翻訳者。訳書に、トワナール『グランミシュラン ミシュラン調査員のことば』、ドルヴ『エッフェル塔 創造者の愛』、ベレスト『ポストカード』、ニエル『悪なき殺人』、バティステッラ『シェフ』、ピヴォ『エステルの手紙教室』など。

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