愛の年代記
2,090円(税込)
発売日:2003/09/26
- 書籍
生きて愛して死んだ――歴史の奥に眠る女達の歓びと悲しみ。待望の新装版。
舞台は中世末期からルネサンスにかけてのイタリア、男たちが欲望と権謀にまみれしのぎを削る一方で、女たちもまた恋に身をこがし果敢に生きていた――愛妾から大公妃となったビアンカ・カペッロの回想録、公式の記録から消された女法王の「伝説」など、史料の片隅に残された記録を元に、時代をもう一方の側から描き起こす。歴史への深い洞察で知られる著者が初期に手がけた、恋の物語集。
書誌情報
読み仮名 | アイノネンダイキ |
---|---|
発行形態 | 書籍 |
判型 | A5判変型 |
頁数 | 240ページ |
ISBN | 978-4-10-309629-0 |
C-CODE | 0022 |
ジャンル | 歴史・時代小説、ノンフィクション、歴史・地理 |
定価 | 2,090円 |
著者プロフィール
塩野七生
シオノ・ナナミ
1937年7月7日、東京生れ。学習院大学文学部哲学科卒業後、イタリアに遊学。1968年に執筆活動を開始し、「ルネサンスの女たち」を「中央公論」誌に発表。初めての書下ろし長編『チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷』により1970年度毎日出版文化賞を受賞。この年からイタリアに住む。1982年、『海の都の物語』によりサントリー学芸賞。1983年、菊池寛賞。1992年より、ローマ帝国興亡の歴史を描く「ローマ人の物語」にとりくむ(2006 年に完結)。1993年、『ローマ人の物語I』により新潮学芸賞。1999年、司馬遼太郎賞。2002年、イタリア政府より国家功労勲章を授与される。2007年、文化功労者に選ばれる。2008ー2009年、『ローマ亡き後の地中海世界』(上・下)を刊行。2011年、「十字軍物語」シリーズ全4冊完結。2013年、『皇帝フリードリッヒ二世の生涯』(上・下)を刊行。2017年、「ギリシア人の物語」シリーズ全3巻を完結させた。
判型違い(文庫)
この本へのご意見・ご感想をお待ちしております。
感想を送る