私の遺言
1,760円(税込)
発売日:2002/10/31
- 書籍
心霊世界の実相を疲弊した日本人に伝えること、それが私に与えられた使命だった――。
それは昭和五十年、北海道浦河町に山荘を建てた時から始まった。深夜の足音、鋭いラップ音、電燈の明滅、ペットたちの不可解な死……。驚くべき超常現象に見舞われた著者が三十年余の苦闘の果てに見出したものは? 欲望に身をまかせ精神を荒廃させていった日本人に警鐘を鳴らし、“霊の世界”の実相を伝える渾身のメッセージ。
書誌情報
読み仮名 | ワタシノユイゴン |
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発行形態 | 書籍 |
判型 | 四六判 |
頁数 | 272ページ |
ISBN | 978-4-10-330904-8 |
C-CODE | 0095 |
ジャンル | 文学賞受賞作家、心理学、サブカルチャー |
定価 | 1,760円 |
著者プロフィール
佐藤愛子
サトウ・アイコ
1923(大正12)年、大阪市生れ。甲南高女卒。小説家・佐藤紅緑を父に、詩人・サトウハチローを兄に持つ。1950(昭和25)年「文藝首都」同人となり処女作を発表。1960年「文學界」に掲載された「冬館」で文壇に認められ、1969年『戦いすんで日が暮れて』で直木賞を、1979年に『幸福の絵』で女流文学賞を受賞。佐藤家の人々の凄絶な生きかたを、ありありと描いた大河小説『血脈』で、2000(平成12)年菊池寛賞を、2015年『晩鐘』で紫式部文学賞を受賞する。ユーモラスなエッセイにもファンが多く、2016年『九十歳。何がめでたい』が大ベストセラーとなった。2017年、旭日小綬章を受章。
判型違い(文庫)
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