決定版 世界の喜劇人
3,960円(税込)
発売日:2024/04/08
- 書籍
喜劇映画百年の爆笑史書決定版! これを読まずして笑いを語るなかれ。
志村けんも谷啓も森繁久彌も憧れ、まねた黄金時代のコメディアン達。マルクス兄弟、チャップリン、キートン、ダニー・ケイ、ウディ・アレンらの珠玉ギャグ300超を徹底解説した伝説的名著を増補加筆。『決定版 日本の喜劇人』の著者が人生を賭して喜劇文化人類学へと昇華させた聖典、遂に刊行!
エルンスト・ルビッチとビリー・ワイルダー/序説
ウディ・アレンの日本映画
『ハンナとその姉妹』の高等戦術
スクリューボール・コメディの佳作『ブロードウェイと銃弾』
心が浮き浮きする『世界中がアイ・ラヴ・ユー』
老年と死――『人生万歳!』
ウディ・アレン雑談
『進めオリンピック』のおかしな世界
レオ・マッケリイの傑作『新婚道中記』
『大逆転』雑感
メル・ブックスの逆襲
『マン・オン・ザ・ムーン』のジム・キャリーは必見ものです
アメリカ人が選ぶ〈アメリカ喜劇ベスト100〉
芸達者、スティーヴ・マーティンのこと
ボブ・ホープの死と日本人
〈変な日本人〉の観てきたもの
書誌情報
読み仮名 | ケッテイバンセカイノキゲキジン |
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装幀 | 『マルクス兄弟珍サーカス』 At The Circus, 1939 Album/AFLO/カバー表写真、平野甲賀+新潮社装幀室/装幀 |
発行形態 | 書籍 |
判型 | 四六判変型 |
頁数 | 464ページ |
ISBN | 978-4-10-331829-3 |
C-CODE | 0095 |
ジャンル | アート・エンターテインメント、画家・写真家・建築家 |
定価 | 3,960円 |
著者プロフィール
小林信彦
コバヤシ・ノブヒコ
1932(昭和7)年、東京・旧日本橋区米沢町(現・中央区東日本橋2丁目)に和菓子屋の長男として生れる。幼少期より、多くの舞台や映画に触れて育った。早稲田大学文学部英文科卒業後、江戸川乱歩の勧めで「宝石」に短篇小説や翻訳小説の批評を寄稿(中原弓彦名義)、「ヒッチコックマガジン」創刊編集長を務めたのち、長篇小説『虚栄の市』で作家デビュー。創作のかたわら、日本テレビ・井原高忠プロデューサーに誘われたことがきっかけで、坂本九や植木等などのバラエティ番組、映画の製作に携わる。その経験はのちに『日本の喜劇人』執筆に生かされ、同書で1973(昭和48)年、芸術選奨新人賞を受賞。以来、ポップ・カルチャーをめぐる博識と確かな鑑賞眼に裏打ちされた批評は読者の絶大な信頼を集めている。主な小説作品に『大統領の密使』『唐獅子株式会社』『ドジリーヌ姫の優雅な冒険』『紳士同盟』『ちはやふる奥の細道』『夢の砦』『ぼくたちの好きな戦争』『極東セレナーデ』『怪物がめざめる夜』『うらなり』(菊池寛賞受賞)などがある。また映画や喜劇人についての著作も『決定版 日本の喜劇人』『われわれはなぜ映画館にいるのか』『笑学百科』『おかしな男 渥美清』『テレビの黄金時代』『黒澤明という時代』など多数。