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これは小説ではない

佐々木敦/著

3,190円(税込)

発売日:2020/06/29

書誌情報

読み仮名 コレハショウセツデハナイ
装幀 山崎博〈HELLOGRAPHY〉より1978年 協力―東京都写真美術館/カバー写真、新潮社装幀室/装幀
雑誌から生まれた本 新潮から生まれた本
発行形態 書籍
判型 四六判変型
頁数 358ページ
ISBN 978-4-10-332893-3
C-CODE 0095
定価 3,190円

小説には何ができるのか。これからの小説の行方を指し示す、画期的小説論。

小説の臨界とは、そしてその先には何があるのか。映画、写真、音/楽、演劇……「小説ではない」表現領域の最先端を探ることで、小説の新たな輪郭と可能性が浮かび上がる。様々なジャンルの芸術を貫通し、現代の批評シーンを牽引し続けてきた著者が、「批評家卒業」宣言と小説家デビューを経て送り出す、集大成的小説論。

目次
第一章 ラオコオン・エフェクト
1 「これは小説ではない」
2 さらにさらに新たなるラオコオンにむかって?
3 それは何(をするの)か?
4 来たるべき「小説」のためのプログラム
第二章 映画は小説ではない
1 ノーカットとワンカット
2 カメラの存在論
3 カメラと存在論
4 映画―カメラ―小説
第三章 写真は小説ではない
1 人間のいない写真
2 凝固する波と回帰する波
3 光学的事件
4 「引き伸ばし」と凝固
5 写真―カメラ―小説
6 「心霊写真」と「ヴァナキュラー写真」
第四章 音/楽は小説ではない
1 フィールド・レコーダーたち
2 HEAR⇔LISTEN
3 うみなりとなり
4 「語りの録音」から「出来事の録音」へ
5 「聴耳文学論」のためのメモ
第五章 演劇は小説ではない
1 「「小説」の上演」以降
2 聞いているのは誰(何)か?
3 モノローグの変態
4 これは演劇ではない?
5 叙述する身体
終章 これは「小説」ではない?
1 オブジェクトフッドとシアトリカリティ
2 パラフィクション再説
3 VRとインストラクション
「これは小説ではない」から「小説」へ ―あとがきにかえて―

著者プロフィール

佐々木敦

ササキ・アツシ

1964年生まれ。著述家。音楽レーベルHEADZ主宰。文学、音楽、演劇、映画ほか、諸ジャンルを貫通する批評活動を行う。『批評時空間』『あなたは今、この文章を読んでいる。』『シチュエーションズ』『未知との遭遇』『即興の解体/懐胎』『ニッポンの思想』『テクノイズ・マテリアリズム』『ゴダール原論』など著書多数。2020年、「批評家卒業」を宣言。同年4月号の「新潮」に初の小説「半睡」を発表した。

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