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ラウンドトリップ 往復書簡

片寄涼太/著 、小竹正人/著

1,650円(税込)

発売日:2021/10/29

書誌情報

読み仮名 ラウンドトリップオウフクショカン
装幀 岩澤高雄(The VOICE MANAGEMENT)/カバーカメラマン、吉田宗平(SIGNO)/カバースタイリスト、石上三四郎/カバーヘアメイク、新潮社装幀室/装幀
発行形態 書籍、電子書籍
判型 四六判変型
頁数 223ページ
ISBN 978-4-10-354271-1
C-CODE 0095
ジャンル タレント本
定価 1,650円
電子書籍 価格 1,650円
電子書籍 配信開始日 2021/10/29

最も信頼する作詞家が引き出した、本人も気づいていなかった「素の片寄涼太」

GENERATIONS from EXILE TRIBEのボーカル・片寄涼太と、彼をデビュー前から知る作詞家・小竹正人。二人の出会いや懐かしい出来事、それぞれの家族の話や恋愛観、結婚観まで、戦友のような二人が互いに宛てた往復書簡集。「こんな涼太、見たことない!」と小竹に言わしめた撮り下ろしグラビア16ページと巻末に特別対談も収録。

目次
まえがき
第一部 往復書簡
#01 僕を“丸裸”にしてくれる人
#02 心の奥の方で意見を交わせる存在
#03 自分らしく、自分にしかできないことを
#04 有名になればなるほど、アンチは生まれる
#05 僕の大切な一冊のこと
#06 小泉今日子と本と私
#07 お気に入りのフレーズ
#08 カイダンバナシ
#09 自分が浅はかに思えたとき
#10 「勇気やヤル気」をくれる岩田剛典
#11 甘えられない性質
#12 ピアノだけは続けておけばよかった
#13 黒歴史も全て愛おしく思えるように
#14 高校生だった涼太
#15 変わらない自分と変わったこと
#16 とあるマンションと私と涼太
#17 世界中をまわって感じた一つの夢
#18 心を開いてくれた5歳の少年
#19 僕にとっての天職
#20 神様から渡された「人生の問題集」
#21 「簡単には解けない問題」に向き合う
#22 運命に導かれて出会った人たち
#23 自分自身の軸
#24 「過去の自分が今の自分を作り、今の自分が未来の自分を作る」
#25 「空気を読む」こと
#26 こんな私の姿、想像できないよね?
#27 手を取り合って誰かを思いやって
#28 昨日より赤く明日より青く
#29 今の僕の大きな課題
#30 無駄な忙しさなんてきっとない
#31 あたたかなコーヒーを手渡したくなるとき
#32 昭和という真っ当で狂った時代に
#33 平成生まれのボヤき
#34 昭和生まれのボヤき
#35 観てくださる方に幸せな時間を過ごしてもらいたい
#36 HIROさんの名刺
#37 ワインショップの出会い
#38 片寄涼太を選んだ理由
#39 「知らない自分」に出会えた場所
#40 「また、アシタ」
第二部 往復談話
さすがの終わり方だ!
意外とすごいこと書いてくるじゃん!
きっかけは「ご飯に連れて行ってください」
出来の良い弟と、変わった兄!?
歌は帰ってこられる場所
絶望みたいな曲が好き
私たちは「鎧う」二人
1ドルピザとしなびた白菜
いつかやりたい、舞台への想い
肉を焼くのも料理です
しれーっと恋愛するタイプ
会えなくても変わらない存在
あとがき

書評

見えない問題集

桜木紫乃

 五十代半ばになり、改めて思ったことがある。
「この世に出してもらった親に習うことは死に方。生き方は他人から学ぶもの。生き方を教えてくれた人もまた、親」
 本書は親子ほども年の離れた男性ふたりの、往復書簡である。
 奇しくも新型コロナウイルスが世間を揺るがす前に企画されたものだという。緊急事態宣言という聞き慣れない言葉に戸惑う人の姿ばかりがテレビに映り続けた時間、会えない・会わない時間の交流手段になった手紙の束には、単独エッセイにはない、ふくよかな言葉のキャッチボールがあった。
 静かな部屋で指先からひとつぶずつ言葉をすり落としてゆくような、切実さと正直さ。そこには「伝える」というシンプルな欲求が往復する。
 読んでいるあいだ、普段から裡にあった「人と群れずにいる時間に人は何を見つけるのか」という自身の問いにあっさりと「自分」という答えが出た。
 ふたりの手紙には、それくらい生真面目な問いと答えが綴られている。
 時はコロナ禍。二十代半ばの片寄氏が等身大の言葉を連ねてゆくなかで、背伸びしたり、反省したり。そのみずみずしい心に力を得て綴られる文章は、無意識にせよ意識的にせよ、自らが生き方を学んでいる小竹氏への問いになる。
 問われた小竹氏も、対等な場所に立ち正直に返事を書く。二週に一度、誰かに心を込めて手紙を書く、という行為はもう――送信ボタンひとつで取り返しのつかない人間関係を生む時代にとって――己をひっくり返して隅々まで眺めるくらいの貴重な時間だったに違いない。
 ここ十年という短さのなかでさえ通信手段の変化は著しい。今思ったことを打ち込み送信すれば、すぐに返信が来る。こんな時代が来るとは思わなかった。その反面、既読に変わってからの放置時間で関係をはかるという新たな「人間関係の手引き」も生まれた。結果、すっかり返信を焦る癖がついてしまうように。挙げ句「よく考える」ことを手放して、相互理解に瞬発力だけを求めるようになってはいないか、と自問する日々が訪れた。いったい私は何に怯えているのか。
 手紙のやりとり――いいなあ、これ。
 しみじみとした「読む喜び」のある手紙には、思いやりと緊張感がある。知り合って十年という関係が綴らせる文章には、気恥ずかしさと反省といった感情のおまけもついてくる。お互いのことをよく知っているからこそ、更に知り合う手段として「手紙を書く」という行為はもう、時代を一周回って新しい。
 作詞家、作家――表現者として時代を牽引してきた小竹氏が「人間って、その人が生きる年月と同じ分くらいページ数のある『人生の問題集』を神様から渡されているのでは」と綴る。
 人は目に見えない問題集を抱えながら生きる――大きく頷いてしまうページの角を、私は迷いなく折った。
 そして、その問いに対して片寄氏も真摯に答える。
「自分の人生が問題集だったとしたら? それを渡してくれる神様は本当に僕を楽しませてくれる存在だなあと思います」
 二週間という時間を与えられた、アナログの為せるわざだろうか。問われて、考えて、答える。この繰り返しのなかで培われてゆく関係は、湿ったり乾いたり、とても尊い。
 やはり「生き方」というのは他人から学ぶものなのだろう。本というのはしみじみいい媒体だと思う。読んだあとも目の前から消えない。背表紙が目の端に入るたび、ふたりの「今日」に思いを馳せることができる。立ち止まって空を仰ぐことを許してくれる。
 人を思う、尊い一冊だった。

(さくらぎ・しの 作家)
波 2021年11月号より
単行本刊行時掲載

片寄さん、小竹さんからのコメント

片寄涼太さん
「今回初めての著書を出させていただきます。ちょっぴりお恥ずかしい内容もありますが、自分らしい心の内を小竹さんにも引き出していただきながら、表現できたのではないかという風に思っています。執筆は簡単なものではなく、コロナ禍で人に会えなかったこともあり、エピソードが出来づらい状況でした。ですが日常の些細なことから感じたことを積み重ねていくうちに、当たり前の日々が違った景色に変化していったように思います。往復書簡のスタイルは一つひとつがそこまで長くないので、比較的読みやすいのではないでしょうか。信頼する方にだけ見せることのできる素顔に近い部分を、そっと覗き見して頂けたらと思います。」

小竹正人さん
「往復書簡をやっていたときの私は、片寄涼太のまっすぐな若さがもどかしくも羨ましくて仕方がなかった。そして彼からの手紙で何度も過去の自分にタイムスリップさせられていた。私たちのことを知らない人も含め、同じ時代を生きるすべての方に読んでいただきたい一冊です。」

二人の「往復書簡」が始まった理由

「片寄涼太には“情緒”がある」
 片寄さんのデビューのきっかけとなった「EXILE Presents VOCAL BATTLE AUDITION 2」。当時まだ高校生だった片寄さんは、小竹さんとそのオーディションの打ち上げで出会いました。そこから10年あまり、今では年齢差を超えて「戦友」のような関係となっています。
 片寄さんの初めての写真集『グッバイ、ホワイト』では、小竹さんに言葉を寄せてもらうほど、深く信頼し合う二人。今回小竹さんが「往復書簡」の相手に片寄さんを指名した理由としては、そんな信頼もさることながら、何よりも、「片寄涼太には“情緒”がある」と感じたということ。
 対する片寄さんは、小竹さんに対して「僕を“丸裸”にしてくれる人」と綴っており、今回の「往復書簡」が実現いたしました。

片寄涼太の特典ポストカード4枚一挙公開!

片寄涼太(GENERATIONS from EXILE TRIBE ボーカル)、初の著書『ラウンドトリップ 往復書簡』片寄涼太の特典ポストカード4枚一挙公開 書籍未収録のレアカットも!

GENERATIONS from EXILE TRIBEのボーカル片寄涼太さんと、彼をデビュー前からよく知り、GENERATIONSはもちろん、様々なアーティストの作詞を手がける作詞家・小竹正人さん。二人の出会いや懐かしい出来事、それぞれの家族の話や恋愛観・結婚観まで、戦友のような二人が互いに宛てた書簡集『ラウンドトリップ 往復書簡』を10月29日、新潮社より発売いたします。このたび、ネット書店限定特典ポストカード4枚を一挙公開! ぜひ、ご注目ください。

特典ポストカードについて
ネット書店限定特典ポストカードには、「こんな涼太、見たことない!」と小竹さんに言わしめた貴重な表情の、撮り下ろしグラビアより抜粋した3種類と、書籍未収録の1種類の写真を使用。スペシャルなポストカードとなっています。
※各書店の予約方法をご確認の上、ご予約ください。数に限りがございます。ご了承ください。

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著者プロフィール

片寄涼太

カタヨセ・リョウタ

GENERATIONS from EXILE TRIBEのボーカル。1994年8月29日生まれ。大阪府八尾市出身。祖父と父が音楽教師で、若いころからピアノに親しむ。2012年にデビュー。2014年にドラマ「GTO」で俳優デビュー。ドラマ/映画「兄に愛されすぎて困ってます」、「PRINCE OF LEGEND」、映画「午前0時、キスしに来てよ」、ドラマ「3年A組-今から皆さんは、人質です-」、「病室で念仏を唱えないでください」などに出演し、俳優としても活躍の場を広げている。GENERATIONS、26枚目のシングル「Unchained World」が発売中。

小竹正人

オダケ・マサト

作詞家。3月10日生まれ。作詞曲「Unfair World」で第57回日本レコード大賞受賞。「花火」(三代目J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE)など、数百曲を手掛けた。著書には、2020年に映画化された小説『空に住む』、『三角のオーロラ』(共に講談社)、歌詞&エッセイ集に『あの日、あの曲、あの人は』(幻冬舎文庫)などがある。2017年から、自身の歌詞をモチーフに、三池崇史、行定勲、河瀬直美、石井裕也らが映像化する「CINEMA FIGHTERS project」のコンセプトプロデューサーを務める。

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