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必読ベストセラーを超要約! ビジネス書大全―一生モノの仕事力が身につく名著100冊を1冊にまとめてみた―

本の要約サービスflier編集部/著

2,090円(税込)

発売日:2024/11/20

  • 書籍
  • 電子書籍あり

読むだけで効く! 働き方をアップデートしたいあなたへ贈る叡智の宝庫。

120万人が利用する本の要約サービスが厳選! 『孫子』『自省録』といった古典から『7つの習慣』『人を動かす』などのベストセラー、最新の話題書まで網羅。コミュニケーション、習慣、仕事・勉強術、思考術・リーダーシップ、お金、社会・ライフ、健康・メンタルの7つのカテゴリーで使えるノウハウを紹介する。

目次

はじめに

第1章 コミュニケーション

「人を動かす」プレゼン
1分で話せ 世界のトップが絶賛した大事なことだけシンプルに伝える技術』

日常のコミュニケーションをワンランク上に
人は話し方が9割

一生ものの言葉の力を手に入れる
『博報堂スピーチライターが教える 5日間で言葉が「思いつかない」「まとまらない」「伝わらない」がなくなる本

あなたの価値を周囲が認める説明術
「説明が上手い人」がやっていることを1冊にまとめてみた

相手の承認欲求を満たす側に回れ
頭のいい人が話す前に考えていること

「伝える」に苦手意識を持つ人へ
バナナの魅力を100文字で伝えてください 誰でも身につく36の伝わる法則』

おもしろく話す必要はない
超雑談力 人づきあいがラクになる 誰とでも信頼関係が築ける』

相手ファーストが聞き上手の極意
聞き方の一流、二流、三流

「結論から話す」だけが正解ではない
説明の一流、二流、三流

エモロジカルな話し方を身につける
世界最高の話し方 1000人以上の社長・企業幹部の話し方を変えた!「伝説の家庭教師」が教える門外不出の50のルール』

順番を制する者が説明を制する
一番伝わる説明の順番

「魔法の傾聴」の中身とは
人は聞き方が9割

組織内の溝を越える
他者と働く 「わかりあえなさ」から始める組織論』

「内なる言葉」に目を向けよ
「言葉にできる」は武器になる。』

雑談はビジネスの武器である
世界の一流は「雑談」で何を話しているのか

第2章 習慣

人格を磨くためのヒント
完訳 7つの習慣 人格主義の回復』

環境を整えて「行動する人」になる
「すぐやる人」と「やれない人」の習慣

朝の「種まき」が未来をつくる
「朝1時間」ですべてが変わるモーニングルーティン

どうしたら相手がその気になるか
人を動かす 改訂新装版

知的生産のための必須スキル
メモの魔力 The Magic of Memos』

デキる社員の共通項は5つ
AI分析でわかった トップ5%社員の習慣

現状把握が豊かな「自分時間」を生み出す
やめる時間術 24時間を自由に使えないすべての人へ』

頭のいい人の習慣を取りいれる
世界の「頭のいい人」がやっていることを1冊にまとめてみた

「帰宅後に、新しい一日が始まる」
人生をガラリと変える「帰宅後ルーティン」

「平凡な人」と「特別な人」を分けるもの
「後回し」にしない技術 「すぐやる人」になる20の方法』

好きなことをハシゴしまくれ
多動力

遊び方を極めて幸せになる
『精神科医が教える 毎日を楽しめる人の考え方

好印象は習慣と自己肯定感が生み出す
なぜか好かれる人がやっている100の習慣

自分と周りの気分を上げる
いつも機嫌がいい人の小さな習慣 仕事も人間関係もうまくいく88のヒント』

相手の力を利用する
頭に来てもアホとは戦うな! 人間関係を思い通りにし、最高のパフォーマンスを実現する方法』

第3章 仕事・勉強術

アウトプットこそ自己成長のカギ
学びを結果に変える アウトプット大全

「最速」が成果につながる
トヨタの会議は30分 GAFAMやBATHにも負けない最速・骨太のビジネスコミュニケーション術』

良いチーム・組織の根幹
心理的安全性のつくりかた 「心理的柔軟性」が困難を乗り越えるチームに変える』

仕事の質とスピードを上げる「型」
マッキンゼーで叩き込まれた超速仕事術

メカニズムを知り効果的に学習
『最短の時間で最大の成果を手に入れる 超効率勉強法

部下の成長を加速させる
できるリーダーは、「これ」しかやらない メンバーが自ら動き出す「任せ方」のコツ』

思考の整理から意思伝達まで
『説明0秒! 一発OK! 驚異の「紙1枚!」プレゼン

観察して分かった「できる人」のノウハウ
仕事ができる人が見えないところで必ずしていること

5つのステップで相手の可能性を引き出す
新装版 目からウロコのコーチング なぜ、あの人には部下がついてくるのか?』

「錯覚資産」で成功をつかむ
人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている

部下からやる気を奪わないために
こうして社員は、やる気を失っていく

「商談の接戦」を制する
無敗営業 「3つの質問」と「4つの力」』

これからの時代のキャリアの考え方
キャリアづくりの教科書

優れた戦略とは何か
ストーリーとしての競争戦略 優れた戦略の条件』

マーケティングを知る最適の教科書
コトラーのマーケティング入門〔原書14版〕

労働市場の変化に乗り遅れないために
『自分のスキルをアップデートし続ける リスキリング

結果を最大化する依頼の仕方
任せるコツ 自分も相手もラクになる正しい“丸投げ”』

「不安型転職」を防ぐ成長実感
なぜ「若手を育てる」のは今、こんなに難しいのか “ゆるい職場”時代の人材育成の科学』

楽しみながら結果を出すには
佐久間宣行のずるい仕事術 僕はこうして会社で消耗せずにやりたいことをやってきた』

第4章 思考術・リーダーシップ

「問い」そのものを見定める
イシューからはじめよ 知的生産の「シンプルな本質」』

思い込みを克服し、世界を理解する
FACTFULNESS 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣』

誰でも運を手に入れられる
新版 科学がつきとめた「運のいい人」

本当に大事なことを見極める技術
エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする』

問題の本質をとらえる思考法
「具体⇔抽象」トレーニング 思考力が飛躍的にアップする29問』

「忘れること」の重要性
新版 思考の整理学

応用範囲無限大の読書術
「読む力」と「地頭力」がいっきに身につく 東大読書

やりたいこと=好き×得意
世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方 人生のモヤモヤから解放される自己理解メソッド』

壁の中にいては学ぶことはできない
バカの壁

生き方を変える「思考の道具箱」
Think clearly 最新の学術研究から導いた、よりよい人生を送るための思考法』

固定観念を突き崩すパイオニア組織
ティール組織 マネジメントの常識を覆す次世代型組織の出現』

5つの「因子」で自分を正しく理解する
『宇宙兄弟とFFS理論が教えてくれる あなたの知らないあなたの強み

相手を説得し、期待する反応を得る
ロジカル・シンキング 論理的な思考と構成のスキル』

「深化」と「探索」を促すリーダー
両利きの経営(増補改訂版) 「二兎を追う」戦略が未来を切り拓く』

日本的経営のもつ強み
知識創造企業

効率・戦略の重要性を説く古典
新訂 孫子

購買意欲の根本にあるもの
ジョブ理論 イノベーションを予測可能にする消費のメカニズム』

第5章 お金

経済的自由を得るための力
本当の自由を手に入れる お金の大学

投資の「基礎中の基礎」を教えてくれる
『株・投資信託・iDeCo・NISAがわかる 今さら聞けない投資の超基本

資本主義の欠点を補う価値主義とは
お金2.0 新しい経済のルールと生き方』

資産形成における普遍の真理
バビロン大富豪の教え 「お金」と「幸せ」を生み出す五つの黄金法則』

お金の見方が鮮やかに変わる
きみのお金は誰のため ボスが教えてくれた「お金の謎」と「社会のしくみ」』

お金はよき人生のために
DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール』

第6章 社会・ライフ

ロールモデル無き時代の人生設計
LIFE SHIFT 100年時代の人生戦略』

日本の未来に希望を灯す展望図
シン・ニホン AI×データ時代における日本の再生と人材育成』

人間のあるべき姿を問う
君たちはどう生きるか

なぜ人間は不合理な行動を選んでしまうのか
予想どおりに不合理 行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」』

世界情勢を読み解く力を鍛える
13歳からの地政学 カイゾクとの地球儀航海』

ハーバード大学の超人気講義
これからの「正義」の話をしよう いまを生き延びるための哲学』

人として到達できる究極
夜と霧 新版』

「自分への裏切り」から自由になる
自分の小さな「箱」から脱出する方法 人間関係のパターンを変えれば、うまくいく!』

「認知革命」と「農業革命」
サピエンス全史(上) 文明の構造と人類の幸福』

「科学革命」と進歩
サピエンス全史(下) 文明の構造と人類の幸福』

己を律する言葉の数々
自省録

穏やかに生きるために
人生の短さについて 他2篇

息子の中学生活から社会と世界を考える
ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー

「稲盛哲学」指南の書
心。

「経営の神様」の知恵
道をひらく

歪められた情報からの防衛法
影響力の武器【第三版】 なぜ、人は動かされるのか』

第7章 健康・メンタル

質の高い睡眠とは
スタンフォード式 最高の睡眠

集中力や心の健康を取り戻す
スマホ脳

週3回30~40分の運動がおすすめ
運動脳

健康のために「食べない」時間を
新版 「空腹」こそ最強のクスリ

高パフォーマンスの源
食べる投資〔文庫版〕 ハーバードが教える世界最高の食事術』

自分を大切にするために
他人のことが気にならなくなる 「いい人」のやめ方

目標を達成するための法則が満載
図解 モチベーション大百科

能力を伸ばすための思考パターン
マインドセット 「やればできる!」の研究』

ストレスと上手に付き合う
スタンフォードのストレスを力に変える教科書

不調の根本的原因を解決
最高の体調

心の動きが生命の強さを生む
運命を拓く 天風瞑想録』

不確実性に向き合う
ネガティブ・ケイパビリティ 答えの出ない事態に耐える力』

誰かに言ってほしかった言葉がここにある
平常心のコツ 「乱れた心」を整える93の言葉』

おわりに

書誌情報

読み仮名 ヒツドクベストセラーヲチョウヨウヤクビジネスショタイゼンイッショウモノノシゴトリョクガミニツクメイチョヒャクサツヲイッサツニマトメテミタ
装幀 新潮社装幀室/装幀
発行形態 書籍、電子書籍
判型 四六判変型
頁数 432ページ
ISBN 978-4-10-355921-4
C-CODE 0030
ジャンル 実用・暮らし・スポーツ、経営学・キャリア・MBA
定価 2,090円
電子書籍 価格 2,090円
電子書籍 配信開始日 2024/11/20

書評

ビジネスマンが手元に置くべきガイドブック

栗下直也

 企業取材を20年近くしていた。最後の頃は馴れ合いになっていた。「オフィシャルの場では、どうせ聞いたところでまともに答えないだろう」と感じながらも、仕事なので儀礼的に聞き、相手も用意した回答を口にする。大企業のサラリーマン社長はオフィシャルな取材で広報が用意した想定問答集から大きく外れたことは口にしない。株価が大きく動くようなことはいわない。
 それは仕事の中身が変わっても同じだった。会社を辞めた後に、聞き書きで経営者の本を何冊かつくったが、これまたどこかで聞いたような話が多い。出版社の人には怒られそうだが「よくもこんなに似たようなものをパッケージだけ変えてつくれるものだ」と感心するのである。
 だが、考えてみれば当たり前である。組織での仕事とは再現性だ。属人的ではいけない。誰がやっても一定以上の結果を出さなければいけない。人間が集団生活を始めた頃から本質は変わらない。だから、古典が読み継がれてきたのだろう。
 例えばリーダーの振る舞いを学びたければ『孫子』を読めばいい。中国で聖典と位置付けられ、ヨーロッパや日本でも広く親しまれている。これは同書が兵法書というよりも、処世術や組織統治の示唆に富んでいるからだろう。ちなみに、武田信玄の「風林火山」は同書の一節だ。
 松下電器(現パナソニック)の創業者である松下幸之助の『道をひらく』には立場や職種を問わず役立つ知恵がちりばめられている。幸之助は、考えて工夫して、やってみろ、失敗してもやり直せばいいと説く。このサイクルを繰り返し実行することで経験値が上がり、おのずと道は開けるというわけだ。
 他にも成功者になりたければ『7つの習慣』を読んで人格を磨けばいいし、人を説得するコツを知りたければ『影響力の武器』を参考にすればいい。
 ただ、問題もある。令和のビジネスパーソンにはそんな時間はないのだ。エッセンスだけ知りたい、本を読む時間があるのならばYouTubeでも見ていたい。悲しいかな、それが本音だ。
「そんな都合のいい話はない」と一昔前ならば笑われていただろうが、いつの時代も欲望は満たされる。今では本の要約サイトがいくつもあり、複雑な手続きなく、インターネット上で簡単に閲覧できる。時短で本の中身を整理、理解できるし、要約を読んで、興味をもった本だけ読めばいい。
 だが、これまた問題がある。どの本の要約を読めばいいかがわからずに悩む人が少なくないのだという。「つべこべ言わずに気になる本を読めよ」とも思うのだが、気になる本がわからないから悩んでいるのだ。ビジネスに活きる情報だけ、なるべく時間をかけずに知りたい。正直、どこまでわがままなのだと思うのだが、繰り返しになるが、需要があるのならば供給してしまうのが今の世界であり、その需要を満たすのが本書なのだ。
 前置きが長くなったが、本書は、要約サイトの先駆けの「flier(フライヤー)」がこれまで取り上げてきた約3700冊から、100冊を選んだ。「コミュニケーション」「習慣」「仕事・勉強術」など7つのカテゴリーから構成されていて、前述した『孫子』『道をひらく』『7つの習慣』『影響力の武器』も含まれている。1冊あたり3―4ページで本の要点だけでなく、実際に本を手に取りたくなる紹介文も並ぶ。
 興味深いのは新旧の本がバランスよく混ざっているところだ。私は「古典だけ読めばいい」と書いたが、ビジネス書は身近さが重要だ。どんな名著も「自分ごと」に考えられなければ身につかない。
 スマートフォンどころかインターネットもない時代の習慣術よりも堀江貴文氏の『多動力』が心に響く人も多いだろうし、複雑化する現代においては『ティール組織』に兵法書よりもリーダーにとってのヒントを見つけられるかもしれない。寿命が大きく延びた今は『LIFE SHIFT』にこそ、昔の人が想像すらしていなかった人生100年時代の知恵があるだろう。最近、書店で平積みにされている『頭のいい人が話す前に考えていること』『人は話し方が9割』なども取り上げられている。
「古典に興味ないし」「最近のチャラチャラした本は読みたくない」という人もいるかもしれないが、食わず嫌いでは新たな発見はない。読書好きでも、年齢や立場によって関心を持つ領域はどうしても偏る。ガイドブックとして本書を手元に置いておくと意外な出会いがあるかもしれない。どこかで聞いたような締めになってしまったが、「定番」こそビジネス書の書評としては最大の賛辞なのだ。

(くりした・なおや ライター)

波 2024年12月号より
単行本刊行時掲載

著者プロフィール

本の要約サービスflier編集部

ホンノヨウヤクサービスフライヤーヘンシュウブ

株式会社フライヤーが提供する、1冊10分で読める本の要約サービス「flier(フライヤー)」。ビジネス書の新刊や話題のベストセラー、名著の要約をウェブ、アプリで毎日公開。音声版も好評。収録書籍数は3,700冊超、累計会員数は120万人を突破(2024年10月現在)。法人向けサービス「flier business」の累計導入社数は1,100社を突破し、企業の人材育成・福利厚生にも広く使われている。「クローズアップ現代」「おはよう日本」「ワールドビジネスサテライト」など、メディアでの紹介多数。

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