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富士山

平野啓一郎/著

1,870円(税込)

発売日:2024/10/17

  • 書籍

あり得たかもしれない人生の中で、 なぜ、この人生だったのか?

結婚を決めた相手のことを、人はどこまで知っているのか。かき氷屋が満席だったという、たったそれだけで、生きるか死ぬかが決まってしまうのだろうか? 些細なことで、私たちの運命は変わってしまう。あり得たかもしれない幾つもの人生の中で、何故、今のこの人生なのか? その疑問を抱えて生きていく私たちに、微かな光を与える傑作短篇集。

目次

富士山
息吹
鏡と自画像
手先が器用
ストレス・リレー

書誌情報

読み仮名 フジサン
装幀 Yulia SKOGOREVA “Hagoromo” series 2018/Photograph、新潮社装幀室/装幀
雑誌から生まれた本 新潮から生まれた本
発行形態 書籍
判型 四六判
頁数 192ページ
ISBN 978-4-10-426011-9
C-CODE 0093
ジャンル 文芸作品
定価 1,870円

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著者プロフィール

平野啓一郎

ヒラノ・ケイイチロウ

1975年、愛知県生れ、北九州市出身。京都大学法学部卒。1999年、大学在学中に文芸誌「新潮」に投稿した「日蝕」により芥川賞を受賞。以後、一作毎に変化する多彩なスタイルで、数々の作品を発表し、各国で翻訳紹介されている。著書は小説作品として、『日蝕・一月物語』、『葬送』、『高瀬川』、『滴り落ちる時計たちの波紋』、『決壊』(第59回芸術選奨文部科学大臣新人賞)、『ドーン』(第19回Bunkamuraドゥマゴ文学賞)、『かたちだけの愛』、『空白を満たしなさい』、『透明な迷宮』、『マチネの終わりに』(第2回渡辺淳一文学賞)、『ある男』(第70回読売文学賞)、『本心』などがある。評論、エッセイとして、『私とは何か 「個人」から「分人」へ』、『「カッコいい」とは何か』、『死刑について』、『三島由紀夫論』(第22回小林秀雄賞)などがある。

平野啓一郎公式サイト (外部リンク)

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