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ド・ローラ節子の和ごころのおもてなし

節子・クロソフスカ・ド・ローラ/著

1,540円(税込)

発売日:2011/01/25

  • 書籍

大切なひとたちとの大切な時間を彩る、しつらいのこと、身だしなみのこと。

20歳で画家バルテュスと出会い結婚、ヨーロッパで長年暮らす著者が、花あしらい、器選び、香りの演出、お献立やお菓子のレシピ、身だしなみについて……などなど、お客さまのお迎えに役立つ、とっておきのアイディアを披露します。オードリー・ヘップバーンをはじめ、各界セレブとの交流を綴った書きおろしエッセーも収録!

目次

夏場は、山並みの望める軒下でおもてなしを。
撮影=山下郁夫


生姜やきな粉を使った、色とりどりのビスケット。
撮影=山下郁夫

第1章 ご招待の愉しみ
花あしらい、いろいろ
お茶まわり、あれこれ
お料理の器を選ぶ
お献立について
布使い、自由自在
香りほのかに
身だしなみのこと
第2章 四季折々、手作りお菓子

薔薇のマドレーヌ
抹茶のケーキ
チョコレートムース
薔薇のムース

レモンのタルト
“黒い森”のケーキ
色とりどりのビスケット

小豆のケーキ
秋のジャム
アーモンドのケーキ
小さなチョコレートムース オレンジコンフィ添え

ブッシュ・ド・ノエル
オレンジのティラミス
わさび、柚子のプラリネ
第3章 おもてなしの心

コラム
お便りに、真心込めて
お客さまをお迎えする前に立ち寄るお店

あとがき

書誌情報

読み仮名 ドローラセツコノワゴコロノオモテナシ
シリーズ名 とんぼの本
発行形態 書籍
判型 A5判
頁数 128ページ
ISBN 978-4-10-602214-2
C-CODE 0377
定価 1,540円

担当編集者のひとこと

ド・ローラ節子の和ごころのおもてなし

 最近は、家呑みやホームパーティを気軽に楽しむ方が増えてきたと聞きますが、日本人は欧米人ほど積極的に自宅に人を招かないようです。居住スペースの違いもさることながら、お客さまに対して“完璧”なご接待をしなければ、という思いが負担になっている場合も多いのでは?
 そこで、ご参照いただきたいのが、節子さんのおもてなしスタイル。
 節子さんは二十歳で画家バルテュスと出会い欧州に移住。貴族であり長くアカデミー・ド・フランス(在ローマ)の館長も務めたバルテュスの妻として、各界要人の集う大晩餐会を取り仕切る立場も経験してこられました。そんな彼女ならではの和魂洋才のホスピタリティとは……。 四季折々の花を独自のスタイルでアレンジメントしたり(時にはジャムの空き瓶など手近なものを利用!)、和食器とアジアの食器を組み合わせたり、手持ちの布を使ってインテリアを一新したり。日本の家庭でもすぐに取り入れられるシンプルかつ新鮮なアイディアばかりです。
 肩肘はらず、それでいて、心のこもったおもてなし。
 贅をつくすことよりも、招く本人が楽しんで仕度することが大切なのですね。そうすればおのずと、招かれる側にとっても嬉しく、心躍る時間と空間を作ることができるのでしょう。






季節ごとの花あしらいを楽しむアフタヌーンティータイム。
撮影=山下郁夫




薔薇をかたどったマドレーヌには小花模様のティーカップ。
撮影=山下郁夫




朝露を含んだ庭摘みの薔薇をテーブルにあしらって。
撮影=山下郁夫

2016/04/27

著者プロフィール

節子・クロソフスカ・ド・ローラ

セツコ・クロソフスカ・ド・ローラ

東京生まれ。1962年、上智大学フランス語科在学中に画家バルテュスと出会う。1967年、結婚。ローマのアカデミー・ド・フランス館長職にあったバルテュスを支え、退任の1977年までをローマの公邸メディチ館に暮らす。1970年代より自らも画家として活動を始め、欧米で個展を開催。2001年にバルテュス没、翌年、バルテュス財団発足とともに名誉会長に就任する。2005年、ユネスコ「平和のアーティスト」の称号を授与される。同年から2006年にかけて、「節子の暮らし展 和の心」開催。随筆家としても活躍中。主な著書に『「和」をつくる美』(祥伝社)、『グラン・シャレ 夢の刻』、『グラン・シャレの手作り暮らし』(ともに世界文化社)、『見る美 聞く美 思う美』(祥伝社、朝日文庫)、『めぐり合う花、四季。そして暮らし』(角川マガジンズ)、『きものを纏う美』(扶桑社)、『バルテュスの優雅な生活』、『ド・ローラ節子の和と寄り添う暮らし』(ともに新潮社)などがある。在スイス、ロシニエール。

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