仏教入門 親鸞の「迷い」
1,760円(税込)
発売日:2011/09/27
- 書籍
「親鸞の思想、それは凄まじいまでの悪の自覚である」――梅原猛
「千人殺してみよ。そうすれば往生できる」――流罪、妻帯、肉食。師・法然の念仏の教えを守りつつ、親鸞が凝視しつづけた「悪」とは? 煩悩に苦しむ愚者として、「他力」の信仰と実践に生きた浄土真宗の祖の生涯と思想を、重文《親鸞聖人伝絵》他のヴィジュアルで読み解く。
書誌情報
読み仮名 | ブッキョウニュウモンシンランノマヨイ |
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シリーズ名 | とんぼの本 |
発行形態 | 書籍 |
判型 | B5判変型 |
頁数 | 128ページ |
ISBN | 978-4-10-602224-1 |
C-CODE | 0315 |
ジャンル | 宗教 |
定価 | 1,760円 |
著者プロフィール
梅原猛
ウメハラ・タケシ
(1925-2019)1925年宮城県生まれ、哲学者。国際日本文化研究センター顧問。京都大学文学部哲学科卒業。立命館大学教授、京都市立芸術大学学長、国際日本文化研究センター所長などを歴任。縄文時代から近代までを視野におさめ、文学・歴史・宗教等を包括して日本文化の深層を解明する幾多の論考は〈梅原日本学〉と呼ばれる。著書に『隠された十字架一法隆寺論』、『葬られた王朝一古代出雲の謎を解く』、『親鸞「四つの謎」を解く』(以上すべて新潮社)など多数。
釈徹宗
シャク・テッシュウ
1961(昭和36)年大阪府生まれ。僧侶。宗教学。相愛大学副学長・人文学部教授。論文「不干斎ハビアン論」で涙骨賞優秀賞(第五回)、『落語に花咲く仏教』で河合隼雄学芸賞(第五回)、また仏教伝道文化賞・沼田奨励賞(第五十一回)を受賞している。著書に『法然親鸞一遍』など。
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