石井桃子のことば
1,760円(税込)
発売日:2014/05/23
- 書籍
うさこちゃんも、プーも、ピーターラビットもみんなこの人が教えてくれた。
〈おとなになってから 老人になってから あなたを支えてくれるのは子ども時代の「あなた」です〉。編集者・翻訳家・作家として、戦後の児童文学をいちから築き、自立した女性のさきがけでもあった石井桃子の人生と仕事、そして子供だけでなく大人たちをも勇気づけてくれる、滋味あふれる「ことば」を紹介。撮り下ろし写真多数。
書誌情報
読み仮名 | イシイモモコノコトバ |
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シリーズ名 | とんぼの本 |
発行形態 | 書籍 |
判型 | B5判変型 |
頁数 | 128ページ |
ISBN | 978-4-10-602251-7 |
C-CODE | 0395 |
ジャンル | 評論・文学研究、ノンフィクション |
定価 | 1,760円 |
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著者プロフィール
中川李枝子
ナカガワ・リエコ
(1935-2024)作家。1935年札幌生まれ。東京都立高等保母学院卒業後、「みどり保育園」の主任保母になる。1972年まで17年間勤めた。1962年に出版した『いやいやえん』で厚生大臣賞、NHK児童文学奨励賞、サンケイ児童出版文化賞、野間児童文芸賞推奨作品賞を受賞。翌年『ぐりとぐら』刊行。『子犬のロクがやってきた』で毎日出版文化賞受賞。主な著書に絵本『ぐりとぐら』シリーズ、『そらいろのたね』『ももいろのきりん』、童話『かえるのエルタ』、エッセイ『絵本と私』『本・子ども・絵本』。映画「となりのトトロ」の楽曲「さんぽ」の作詞でも知られる。『ぐりとぐら』は現在まで10カ国語に翻訳されている。
松居直
マツイ・タダシ
1926年京都市生まれ。福音館書店相談役。同志社大学法学部卒業後、福音館書店創立に参画。編集部長、社長、会長を歴任し、多くの子どもの本の名作を出版。著書に『絵本とは何か』他多数。児童書編集者として、石井とともに戦後日本の児童書の黎明期を支えた。
松岡享子
マツオカ・キョウコ
1935年神戸市生まれ。翻訳家、児童文学作家。慶應大学図書館学科卒業後、アメリカで児童図書館学を学び、ボルチモア市立図書館に勤務。帰国後公立図書館勤務を経て、松の実文庫を主宰。現在東京子ども図書館理事長。著書、訳書多数。石井とともに児童図書館の発展に寄与する。
若菜晃子
ワカナ・アキコ
1968年神戸市生まれ。編集者。学習院大学国文学科卒業後、山と渓谷社入社。『wandel』編集長、『山と渓谷』副編集長を経て独立。山や自然、旅に関する雑誌、書籍を編集執筆。著書に『地元菓子』(新潮社)他。『murren』編集・発行人。幼少時より石井桃子の本を読んで育つ。