ホーム > 書籍詳細:知の武装―救国のインテリジェンス―

知の武装―救国のインテリジェンス―

手嶋龍一/著 、佐藤優/著

836円(税込)

発売日:2013/12/14

  • 新書
  • 電子書籍あり

世界の「解読法」を教えます。東京五輪、尖閣、CIA、プーチン、安倍政権……日本人の知らない「深層」。

ニュースを鵜呑みにしていては、深層はつかめない。激流の世界で勝つには「知性〈インテリジェンス〉」が必要だ――東京五輪と尖閣の関係、安倍首相の真の評判、シリアを左右したスノーデン事件の「倍返し」、中韓領土問題の奥の手、北朝鮮写真に隠されたメッセージ……日本最強の外交的知性がその情報力と分析力を惜しみなく披露。最新情勢の解読法から諜報の基礎知識までを解説した、武器としてのインテリジェンス入門。

目次
はじめに
I 激流

第一章 アジア安保としての東京オリンピック
東京支援に動いたロシア/プーチンの美しすぎる誤解/日ロ決勝戦に公正な審判を/尖閣防衛の盾、東京オリンピック/歴史のなかの東京オリンピック/超大国の終わりの始まり/「ロシアの半沢直樹」が投げ込んだクセ球/ソチ・オリンピックという人質/イランに送った誤ったシグナル
第二章 飯島訪朝の怪
カメラの放列が放った情報弾/写真で読み解くインテリジェンス/金永南の背後に控えた謎の人物/鳩山イラン訪問の怪/「ミスターX」の死/託されなかった総理親書/ウランバートルから来たひと/飯島訪朝に疑念抱くアメリカ/日本を絡め取る「クモの糸」/同盟外交の作法/総理に批判された交渉者
第三章 サイバー時代のグレート・ゲーム
スノーデン事件が意味するもの/CIAが雇った元ハッカー/市民への通信傍受許すまじ/サイバー・スペースのアナーキスト/元インテリジェンス・オフィサーなど存在しない/子豚の体毛を刈る者/米中首脳会談にスノーデンの影
第四章 東アジアに嵐呼ぶ尖閣問題
攻める習近平、怯むオバマ/「敵艦見ユ」の至急報/沖縄に分離独立の兆し/東アジアの球面争奪戦/外交の武器としての道義/波紋広げる麻生発言/反知性主義の政治学/解釈改憲派の内閣法制局長官
第五章 海洋覇権のなかのTPP
二十一世紀の「帝国」の条件/安全保障としての経済連携/「情報に同盟なし」の国際交渉/政治文学の傑作/北方領土という名のトゲ
II 深層

第六章 インテリジェンスの生態史観
欧州の辺境に屹立する情報大国/英米がせめぎあうアイスランド島/アートか、さもなくば技法か/イギリス情報士官の死生観/英国領マン島のファシスト党員たち
第七章 超大国のインテリジェンス文化
CIAのプラグマティズム/超大国のよき羊飼いたち/ビンラディン殺害に正義は/ネオコンに潜む二重忠誠/アメリカ版パナマの仕立屋/インテリジェンスのロシア的風土/人材養成に費やすロシアの悠久/教会インテリジェンスの深奥
第八章 「日の丸インテリジェンス」はまた昇る
和戦の決断を支える者たち/農本主義としてのインテリジェンス/孤高の露探 石光真清/謀略と諜報/中国版ゾルゲ事件/台湾有事と尖閣有事
おわりに

書誌情報

読み仮名 チノブソウキュウコクノインテリジェンス
シリーズ名 新潮新書
発行形態 新書、電子書籍
判型 新潮新書
頁数 256ページ
ISBN 978-4-10-610551-7
C-CODE 0231
整理番号 551
ジャンル 政治
定価 836円
電子書籍 価格 660円
電子書籍 配信開始日 2014/06/20

著者プロフィール

手嶋龍一

テシマ・リュウイチ

1949(昭和24)年、北海道生れ。外交ジャーナリスト・作家。冷戦の終焉にNHKワシントン特派員として立会い、FSX・次期支援戦闘機の開発をめぐる日米の暗闘を描いた『たそがれゆく日米同盟―ニッポンFSXを撃て―』を発表。続いて湾岸戦争に遭遇して迷走するニッポンの素顔を活写した『外交敗戦―130億ドルは砂に消えた―』(いずれも新潮文庫)を著し、注目を集める。2001(平成13)年の同時多発テロ事件ではワシントン支局長として11日間にわたる昼夜連続の中継放送を担った。2006年には世界各地に張り巡らした極秘の情報源を駆使して北の独裁国家の謎に挑んだ『ウルトラ・ダラー』を発表。「日々のニュースがこの物語を追いかけている」と評され、新たに出現したインテリジェンス小説として出版界に衝撃を与えた。『スギハラ・サバイバル』はその姉妹篇にあたる。ほかに『インテリジェンスの賢者たち』や『宰相のインテリジェンス―9.11から3.11へ―』がある。

手嶋龍一オフィシャルサイト (外部リンク)

佐藤優

サトウ・マサル

1960年生れ。1985年、同志社大学大学院神学研究科修了の後、外務省入省。在英大使館、在露大使館などを経て、1995年から外務本省国際情報局分析第一課に勤務。2002年に背任と偽計業務妨害容疑で逮捕・起訴され、東京拘置所に512日間勾留。2005年2月執行猶予付き有罪判決を受ける。2009年6月に最高裁で上告棄却、執行猶予付き有罪確定で外務省を失職。2013年6月に執行猶予期間を満了、刑の言い渡しが効力を失った。2005年、自らの逮捕の経緯と国策捜査の裏側を綴った『国家の罠―外務省のラスプーチンと呼ばれて』で毎日出版文化賞特別賞を受賞。以後、作家として外交から政治、歴史、神学、教養、文学に至る多方面で精力的に活動している。主な単著は『自壊する帝国』(新潮ドキュメント賞、大宅壮一ノンフィクション賞受賞)、『獄中記』『私のマルクス』『交渉術』『紳士協定―私のイギリス物語』『先生と私』『いま生きる「資本論」』『神学の思考―キリスト教とは何か』『君たちが知っておくべきこと―未来のエリートとの対話』『十五の夏』(梅棹忠夫・山と探検文学賞受賞)、『それからの帝国』など膨大で、共著も数多い。2020年、その旺盛で広範な執筆活動に対し菊池寛賞を贈られた。

この本へのご意見・ご感想をお待ちしております。

感想を送る

新刊お知らせメール

手嶋龍一
登録
佐藤優
登録
政治
登録

書籍の分類