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国難のインテリジェンス

佐藤優/著

946円(税込)

発売日:2023/04/17

  • 新書
  • 電子書籍あり

「検討」などもう聞き飽きた! 14人の知性と本気で考えた生存戦略「実行」編。

人口減少、災害対策、DXの発展、医療財政、教育システム、宗教法人、皇室の存続――日本は長い間、解決すべき問題を抱え続けてきてしまった。世界が再び混迷の時代に突入する中、それらは「時限爆弾」として我が国を脅かす。本書では各分野を代表する十四人のプロフェッショナルと本気で語り合い、日本の、そして個人の生存戦略を考える。問題を解決する猶予はもはや残されていないのだ。

目次
はじめに
数学・人工知能
新井紀子 DXで仕事がなくなる時代をいかに生き抜くか
土木工学・社会工学・思想
藤井 聡 巨大地震とデフレが日本を滅ぼす前に
マーケティング
三浦 展 男性は結婚できると中流意識が持てる
経済学
中谷 巌 資本主義にいかに倫理を導入するか
人口学
河合雅司 人口減少が進む日本で「戦略的に縮む」方法
教育学
柳沢幸雄 毎年1000人海外へ「現代の遣唐使」を作れ
経済学
岩村 充 変容する資本主義と経済成長時代の終焉
経営学
菊澤研宗 人間は「合理的」に行動して失敗する
皇室論
君塚直隆 現代の君主制には国民の支持が不可欠である
会計学
八田進二 「禊」のツールとなった「第三者委員会」再考
仏教学
戸松義晴 仏教は「家の宗教」から「個の宗教」へ向かう
イノベーション論
清水 洋 「野生化」するイノベーションにどう向き合えばいいか
医学
國頭英夫 財政破綻を目前に、医療をいかに持続可能にするか
小説・評論・文学
五木寛之 「老大国」日本が目指すは「成長」でなく「成熟」
おわりに

書誌情報

読み仮名 コクナンノインテリジェンス
シリーズ名 新潮新書
装幀 新潮社装幀室/デザイン
雑誌から生まれた本 週刊新潮から生まれた本
発行形態 新書、電子書籍
判型 新潮新書
頁数 272ページ
ISBN 978-4-10-610994-2
C-CODE 0230
整理番号 994
ジャンル 社会学、思想・社会
定価 946円
電子書籍 価格 946円
電子書籍 配信開始日 2023/04/17

著者プロフィール

佐藤優

サトウ・マサル

1960年生れ。1985年、同志社大学大学院神学研究科修了の後、外務省入省。在英大使館、在露大使館などを経て、1995年から外務本省国際情報局分析第一課に勤務。2002年に背任と偽計業務妨害容疑で逮捕・起訴され、東京拘置所に512日間勾留。2005年2月執行猶予付き有罪判決を受ける。2009年6月に最高裁で上告棄却、執行猶予付き有罪確定で外務省を失職。2013年6月に執行猶予期間を満了、刑の言い渡しが効力を失った。2005年、自らの逮捕の経緯と国策捜査の裏側を綴った『国家の罠―外務省のラスプーチンと呼ばれて』で毎日出版文化賞特別賞を受賞。以後、作家として外交から政治、歴史、神学、教養、文学に至る多方面で精力的に活動している。主な単著は『自壊する帝国』(新潮ドキュメント賞、大宅壮一ノンフィクション賞受賞)、『獄中記』『私のマルクス』『交渉術』『紳士協定―私のイギリス物語』『先生と私』『いま生きる「資本論」』『神学の思考―キリスト教とは何か』『君たちが知っておくべきこと―未来のエリートとの対話』『十五の夏』(梅棹忠夫・山と探検文学賞受賞)、『それからの帝国』など膨大で、共著も数多い。2020年、その旺盛で広範な執筆活動に対し菊池寛賞を贈られた。

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