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男と女―恋愛の落とし前―

唯川恵/著

924円(税込)

発売日:2023/10/18

  • 新書
  • 電子書籍あり

35歳以下、閲覧注意! 男は世間体をとり女は自分をとる。恋愛小説の名手が、大人の恋愛を一刀両断!

他人の男を奪い続けて20年、何不自由ないのにPTA不倫、経済力重視で三度離婚……36歳から74歳まで12人の女性のリアルな証言を、「恋愛小説の名手」と呼ばれる直木賞作家が冷徹に一刀両断。「大人の恋には大人の事情があり、責任がある」「恋愛は成功と失敗があるのではない。成功と教訓があるだけ」――恋に浮かれる人にも不倫の愛に悩む人にも、人生を狂わされた人にも。珠玉の名言にあふれた「修羅場の恋愛学」。

目次
はじめに
第1話 不倫はするよりバレてからが本番
――不妊治療後にセックスに目覚めた47歳
第2話 恋愛体質の女に近づいてはいけない
――「他人の男」を奪い続ける44歳
第3話 恋愛関係の基本は人間関係である
――仕事はできるが恋には幼稚な40歳
第4話 生身の男より虚像がいいこともある
――女の幸せより自分の幸せを選んだ53歳
第5話 「相手と対等」をお金で測る危険性
――経済力重視で三度離婚した38歳
第6話 恋に伴うのは情熱、愛が背負うのは忍耐
――長い不倫の末に現実に気づいた43歳
第7話 彼女を救ったのは自分の城だった
――男を信じられなくなった36歳
第8話 「女としてこうあるべき」がはらむ危うさ
――夫の浮気癖にも筋を通す元ヤン妻44歳
第9話 始まりはふたりの意志、終わりは片方の意志
――何不自由ないのにPTA不倫におちた51歳
第10話 愛は失くしてはじめて気づくもの
――何気なく夫をディスり続けた45歳
第11話 恋愛の奥底には負の感情が渦巻いている
――余命1年、夫と友人の不倫を知った74歳
第12話 魅力と魔力、依存と洗脳、危険は常にある
――それでも「恋愛はいいもの」と語る56歳
おわりに

書誌情報

読み仮名 オトコトオンナレンアイノオトシマエ
シリーズ名 新潮新書
装幀 新潮社装幀室/デザイン
発行形態 新書、電子書籍
判型 新潮新書
頁数 256ページ
ISBN 978-4-10-611017-7
C-CODE 0230
整理番号 1017
ジャンル 社会学、思想・社会
定価 924円
電子書籍 価格 924円
電子書籍 配信開始日 2023/10/18

蘊蓄倉庫

恋愛小説の名手が、大人の恋愛を一刀両断

 本書は、恋愛小説の名手である作家・唯川恵さんが12人の女性の実話を元に執筆した初の新書です。「不倫はすることより、バレてからが本番」「大人の恋には大人の事情があり、責任がある」「恋愛は、成功と失敗があるんじゃない。成功と教訓があるだけだ」などの珠玉の名言で、多様な恋愛を厳しく一刀両断しています。冷徹さの中にも愛が潜む唯川さんの言葉は、人知れず悩みを抱えている大人の心に突き刺さること間違いなし。恋愛だけではなく、人生を生き抜くヒントに溢れた、令和の新バイブルの誕生です。

掲載:2023年10月25日

担当編集者のひとこと

令和を生き抜く「修羅場の恋愛学」

 若い頃ならいざ知らず、いい歳の大人になると、たとえ悩みがあっても、なかなか人に相談できませんよね。困った、けど幼稚に思われたくない、恥ずかしい、馬鹿にされるのではないか……。考えれば考えるほど一人で抱えてしまいがちです。けれども本音では、誰かに相談して、時には叱られたいと思っている方が多いのではないでしょうか。

 本書は、恋愛小説の名手である作家・唯川恵さんが実話を元に執筆した、初の新書です。「不倫はすることより、バレてからが本番」「大人の恋には大人の事情があり、責任がある」「恋愛は、成功と失敗があるんじゃない。成功と教訓があるだけだ」という数々の言葉で、多様な恋愛を厳しく一刀両断しています。冷徹さの中にも愛が潜む唯川さんの言葉は、人知れず悩みを抱えている大人の心に真っすぐに突き刺さる、珠玉の名言集です。

 登場する女性は36歳から74歳までの12人。他人の男を奪い続けて20年、何不自由ないのにPTA不倫、経済力重視で三度離婚など、赤裸々に語る彼女たちの「落とし前の付け方」、何より唯川さんの辛辣な言葉には、人生を生き抜くヒントが溢れています。

 まさに、大人のための令和の新バイブルの誕生。誰にも言えない悩みを抱えてしまっても、もう大丈夫。本書にはその答えがたくさん記されています。

2023/10/25

著者プロフィール

唯川恵

ユイカワ・ケイ

1955(昭和30)年、金沢市生れ。銀行勤務などを経て、1984年「海色の午後」でコバルト・ノベル大賞を受賞。恋愛小説やエッセイで、多くの読者の共感を集めている。2002(平成14)年、『肩ごしの恋人』で直木賞、2008年、『愛に似たもの』で柴田錬三郎賞を受賞。著書は『ベター・ハーフ』『燃えつきるまで』『100万回の言い訳』『とける、とろける』『天に堕ちる』『セシルのもくろみ』『雨心中』『テティスの逆鱗』『手のひらの砂漠』『逢魔』『啼かない鳥は空に溺れる』など多数。

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