
あなたはなぜ雑談が苦手なのか
990円(税込)
発売日:2025/11/17
- 新書
- 電子書籍あり
ジェーン・スーさん推薦! サクちゃんと雑談していると、自分の窓からは決して見えない景色が見えてくる。これが楽しくてやめられない。こんなに深い! 3000回以上の雑談でわかった「自分がどうしたいか」を知るための雑談入門。
「自分の話がうまくできない」「いつも聞き役ばかり」「もっと仕事以外の話がしたい」……そんな悩みに、これまで三千回以上のマンツーマン雑談を行ってきた著者がこたえます。よい雑談の条件やそのメリット、話が苦手な人の共通点とは? 雑談を通して考えや思いを相手に伝えることで、「自分がどうしたいか」がわかってくる。「不信メガネ」「プール理論」など独自の思考法を駆使して、そのエッセンスをやさしく伝える雑談入門。
はじめに
第一章 「よい雑談」ってなんだろう?
1.「雑談サービス」はじめます。
なぜ「雑談」を仕事にしようと思ったのか?/「書けない」ならば、雑談を/どこの、誰に、何を、どのくらい届けるか/マンツーマン雑談サービス「サクちゃん聞いて」
2.なぜ「雑談」が必要なのか
雑談が足りない/「無駄」に光を当てる/「悩み」に余白を/出さないと出てこない/雑談の醍醐味
3.「よい雑談」とは?──必要なのは「正直さ」
空気を読み、先回りするクセ/「素直じゃない」子供だった理由/「不信メガネ」を外す練習/雑談がマンツーマンである理由
4.「ひとりで考える」以上、相談未満
「考えすぎちゃう」は本当に考えているか/「誰かに相談する」ではわからないこと/あなたがどうしたいかは、あなたにしかわからない/「雑談する友達がいない」/友達とカウンセラーの間でいたい
第二章 「自分を知る」ために話す
1.なぜ自分の話ができないのか──感情の泉と思考の水車
飲み会の帰り道の虚しさ/「わたしの話なんて」/感情の泉と思考の水車/自分と仲良くする/自分を過不足なく捉える/なぜ話すのが怖いのか/「自信がないから話せない」/言葉をどう受け取るかは相手のもの
2.プール理論──相手を信用するとは?
感情や思考に蓋をするとどうなるか/自分のプールとは何か/自分のプールに他人が侵入してくる/人を頼る≠他人のプールに飛び込む/自分のプールで泳ぐのが先/「誰かのため」は「誰かのせい」になる/雑談で自分のプールを取り戻す
3.思考のクセを自覚する──人生のシナリオ設定
クセに気がつく/ドローンと内視鏡/人生のシナリオ設定/設定は何度でも変えられる/望んでもいいのだと許可する
4.「自分」を多面的にみる──わたしの中の鬼コーチ
自分がわからないことは、他人にもわからない/意思の手前で邪魔するもの/自分の中の鬼コーチ/鬼コーチと和解する/「本当の自分」よりも「本当はどうしたいか」
5.「自分だけうまくいかない」のはなぜか──疑う力と信じる力
過去を見るか、未来を見るか/過去を捉え直す/「大きなもの」を分解する/見る角度を変える/疑う力と信じる力/「やりたいことがない」のは、可能性を信じていないから
6.ネガティブをひっくり返す──使える材料はすべて使う
「本当に本当にイヤだ」/ネガティブのまま、やってみる/ポジティブもネガティブも根拠がない/不満や不安も自分を知る材料/自分を責める前提を変える
第三章 「相手を知る」ために聞く
1.「ちゃんと聞く」はむずかしい
「聞く」はとてもむずかしい/相手の話をお題にして自分の話をしてしまう/アドバイスやジャッジをしてしまう/相手が気にいる反応をしてしまう/「つまり何が言いたいのか」まとめたがる/どちらが正しいか決めようとする/間や沈黙を怖がって埋めようとする/聞きながら自分の考えがはじまっている/相手に関心を持つ
2.自分を知ると、誰かのことを知りたくなる
聞いてもらえなかった経験/話の聞き方に他人をどう扱うかが表れる/聞き役として役に立とうとする/自分を下げる謙遜は相手のためか/相手に関心を持つために、自分を過不足なく知る/相手をどう扱うかに、自分をどう扱うかが表れる
3.なぜ自分を責めるのか
「気にしない」ではなく「自分を責めない」/期待に応えることと相手をコントロールすること/他者からの評価と自分の価値/自分の価値を認める「いてよし」
4.なぜ男性は雑談が苦手なのか
「お茶しよう」をしない男性たち/話せないのは、聞いてくれる人がいないから/「感情はみっともない」という刷り込み/雑談をしたい男たち/自分の感情に向き合わないことによる不具合/自分の感情に向き合いすぎることによる不具合/内側と外側の循環をつくるための雑談
第四章 「自分の欲」を知るための雑談
1.「当たり前」を疑う──ケーキの味を話す人、そのスポンジがない人
「これであってるか」を優先してしまう人/考え方を否定する前に背景を知る/ケーキの味の前に、スポンジの土台がない/スポンジケーキを自分で作る/自分の欲を知り、地面に這い上がる/「当たり前」を疑い続ける
2.わからなさを受け入れる
いろいろな「わからない」/伝えるための工夫と場所探し/「わからない」は怖くない/雑談に必要なもの
3.努力の方向性について
頑張り方がズレてくる/「頑張り方」の定着/努力の目的と方向性/我慢では目的地に辿り着けない/頑張る目的に大小はない/結局「自分の欲を知ること」に尽きる
4.雑談相手はAIではダメなのか
AIは悩みに寄り添いすぎる?/役に立とうとしすぎるAI/長い目で見て時間をかける
5.雑談のススメ──他者を通して自分を知る
「考える」ときのふたつのやり方/大事にするものを自分で決める/自分の欲に責任を持つ/内省だけでは自分の欲はわからない/君といて 僕を知る/だから、雑談をしよう
おわりに
書誌情報
| 読み仮名 | アナタハナゼザツダンガニガテナノカ |
|---|---|
| シリーズ名 | 新潮新書 |
| 装幀 | 新潮社装幀室/デザイン |
| 雑誌から生まれた本 | 考える人から生まれた本 |
| 発行形態 | 新書、電子書籍 |
| 判型 | 新潮新書 |
| 頁数 | 224ページ |
| ISBN | 978-4-10-611107-5 |
| C-CODE | 0236 |
| 整理番号 | 1107 |
| ジャンル | 心理学、政治・社会 |
| 定価 | 990円 |
| 電子書籍 価格 | 990円 |
| 電子書籍 配信開始日 | 2025/11/17 |
担当編集者のひとこと
雑談が苦手な理由は?
「自分の話がうまくできない」「いつも聞き役ばかり」「もっと仕事以外の話がしたい」……そんな雑談にまつわる悩みを抱えている人が意外と多いようです。マンツーマン雑談サービス「サクちゃん聞いて」を主催、ジェーン・スーさんとのポッドキャスト「となりの雑談」でも人気の桜林直子さんが、その経験を活かして「なぜ雑談が苦手なのか」という問いにこたえます。よい雑談の条件やそのメリット、話が苦手な人の共通点とは? 雑談を通して考えや思いを相手に伝えることで、「自分がどうしたいか」がわかってくる。さらに「不信メガネ」「プール理論」など独自の思考法を駆使して、そのエッセンスをやさしく伝える雑談入門です。
2025/11/25
著者プロフィール
桜林直子
サクラバヤシ・ナオコ
1978年、東京都生まれ。洋菓子業界での勤務を経て、2020年にマンツーマン雑談サービスをスタート。著書に『世界は夢組と叶え組でできている』『つまり“生きづらい”ってなんなのさ?』などがある。ジェーン・スーさんとのポッドキャスト「となりの雑談」も人気。


































