
それでも息子を日本の小学校に通わせたい
990円(税込)
発売日:2026/03/18
- 新書
- 電子書籍あり
イギリス、日本、アメリカ──。各国の教育を受けてきたアカデミー賞ノミネート監督が綴る日本の「当たり前」の中にある価値。
日本の公立小学校は、子どもの人格形成に深く関わり“勉強を超えた学び”を提供する、世界でもまれな教育システムを持つ。イギリス人の父と日本人の母の間に生まれ、6歳で親元を離れて通ったイギリスの小学校をはじめ、大阪の公立小、神戸のインターナショナルスクール、アメリカのニューヨーク大学と、各国の多様な教育を受けてきたドキュメンタリー監督が自身の経験から綴る「“当たり前”の中にある価値」。
はじめに
第一章 大阪弁とクイーンズ・イングリッシュ
大阪育ちの私は、6歳の時、両親と離れてイギリスの学校に行くことになる。イギリス人の父は一体何を考えていたのか? 大阪弁とクイーンズ・イングリッシュを使い分ける保育園児の運命は──。
第二章 私は小学校で「日本人」になった
大阪のマンモス公立小学校に入学した直後から「ハーフ」の見た目をからかわれ、気づけば誰よりも「みんなと同じ」を願うようになっていた。学校では徹底的に「日本式」を叩きこまれ、戸惑いつつも、徐々に「日本の学校文化」の良さにはまっていく。
第三章 40か国の国旗が並ぶ廊下の先に
小学校卒業後、神戸にあるインターナショナルスクールに入学。「みんなのために」が第一だった日本の学校とは打って変わって、「自分とは何か」を問われ続ける中、ついに生涯のキャリアとなる映像制作に出会うことに。
第四章 外国人になった私に起きたこと
フィルムメーカーという夢を叶えるために渡米した私は、日本でもイギリスでもない国で初めて「完全な外国人」として過ごすうち、本当の自分がますますわからなくなり──ついにはアイデンティティ・クライシスに陥るのだった。
第五章 日本の「当たり前」が武器になる
ドキュメンタリーの編集者としてひとり立ちした私は、自身初となる長編監督作品を完成させるため、クラウドファンディングに挑戦する。そして、自分の中の日本的な部分が「武器になる」と気づくのだった。
第六章 高校野球と日本社会「伝統と変革」
日本をテーマにした作品を撮りたい──そう決意し帰国したものの、アメリカのカルチャーとはあまりに違う、日本のエンターテインメント業界の労働環境に愕然とする。やがて「高校野球」という日本を象徴するテーマに出会い、実現に向けて動き出す。
第七章 人を作り、未来を作る小学校
取材対象は公立小学校。撮影期間は約1年。準備期間も含めて学校にいた時間、4000時間超。各地でのロングラン上映。そして、アカデミー賞ノミネート。すべてが前代未聞となったこの作品は、どうやって始まったのか?
第八章 日本は今、チャンスの入り口にいる
2020年に世界を襲ったパンデミック。欧米などの個人主義の強い社会は、軒並み対応に苦慮していた。一方で、「みんなのために」を教え込む小学校教育が社会基盤として機能している日本の強みが明らかになる──。
おわりに
書誌情報
| 読み仮名 | ソレデモムスコヲニホンノショウガッコウニカヨワセタイ |
|---|---|
| シリーズ名 | 新潮新書 |
| 装幀 | 新潮社装幀室/デザイン |
| 発行形態 | 新書、電子書籍 |
| 判型 | 新潮新書 |
| 頁数 | 224ページ |
| ISBN | 978-4-10-611117-4 |
| C-CODE | 0237 |
| 整理番号 | 1117 |
| ジャンル | 教育学、政治・社会、語学・教育 |
| 定価 | 990円 |
| 電子書籍 価格 | 990円 |
| 電子書籍 配信開始日 | 2026/03/18 |


































