ホーム > 書籍詳細:冬のかたみに

自らの出自や父の死を乗り越えてきたのだろうか。早世した著者が、自らの精神形成を端正な筆に刻んだ、感銘深い長編自伝小説。

冬のかたみに

立原正秋/著

2,860円(税込)

本の仕様

発売日:2004/02/06

読み仮名 フユノカタミニ
シリーズ名 新潮オンデマンドブックス
発行形態 オンデマンドブックス
判型 新潮オンデマンドブックス
頁数 256ページ
ISBN 978-4-10-865326-9
定価 2,860円

どじょうや鮒を獲り、桑の実をつんだ幼少の一日、父の亡骸が帰ってきた。哀しみに凍った日々を、臨済の寺でひたすら禅の修業にうちこんだ少年時代。日韓混血の宿命を負って、いくたびか人生の岐路に立たされながら、厳しく自己を律した青年時代。父の自裁を、母の離反を、彼は超えられただろうか――。早世した著者が、自らの精神形成を端正な筆に刻んだ、感銘深い長編自伝小説。

著者プロフィール

立原正秋 タチハラ・マサアキ

(1926-1980)1926(大正15)年、朝鮮慶尚北道安東郡生れ。幼くして父を失い、1937(昭和12)年、横須賀の母の再婚先に移る。早稲田大学専門部に入学し、文学部国文科に学ぶが中途退学。「薪能」「剣ヶ崎」で芥川賞候補となり、1966年、「白い罌粟」で直木賞を受賞。凛とした精神性と日本的美意識に裏打ちされた多くの作品を生み、1980年、食道癌により死去。主な小説は『冬の旅』『舞いの家』『残りの雪』『夢は枯野を』『冬のかたみに』『帰路』等。

感想を送る

新刊お知らせメール

立原正秋
登録する

書籍の分類