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女学者・気で病む男

モリエール/著 、内藤濯/訳

2,530円(税込)

発売日:2004/02/06

  • オンデマンドブックス

社交界の人々や医者への諷刺を効かせ、壮健な笑いをもたらす、十七世紀フランス古典劇の代表的作家モリエール後期の傑作。

「女学者」は十七世紀フランス古典劇の代表的作家モリエール後期の傑作。上流サロンで教養を鼻にかける、とりすました女たちの姿を槍玉にあげ、縦横に諷刺したこの作品が上演されると、社交界の男女は色を失ったという。「気で病む男」は巨匠最後の作品。憂鬱症にとらわれた男の独り合点が引起す喜劇のうちに、医学と医者を諷刺しており、巨匠一流の壮健な笑いの総決算ともいえる。

書誌情報

読み仮名 オンナガクシャキデヤムオトコ
シリーズ名 新潮オンデマンドブックス
発行形態 オンデマンドブックス
判型 新潮オンデマンドブックス
頁数 226ページ
ISBN 978-4-10-865331-3
定価 2,530円

著者プロフィール

モリエール

Moliere

(1622-1673)フランスの俳優、喜劇作家。本名ジャン=バチスト・ポクラン。オルレアン大学で弁護士の資格を取るが、女優と恋に落ち、劇団を結成。13年余りの巡業生活の後、1659年に風刺劇「才女気取り」で成功を収め、パリに定着した。「ドン・ジュアン」「守銭奴」「人間ぎらい」など、現在も国立劇場コメディ・フランセーズで上演される作品を数多く残している。

内藤濯

ナイトウ・アロウ

(1883-1977)熊本市生れ。1910(明治43)年東京帝国大学仏文科卒。サン=テグジュペリ『星の王子さま』デュエム『つきの オペラ』等の訳書がある。

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