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乳房・背中・髪・脣・瞳・茂み・臍・腰・顔……それらは老作家に記憶された女体。眩い光と濃い影の性愛の世界へ誘う幻想小説。

女体幻想

中村真一郎/著

2,970円(税込)

本の仕様

発売日:2004/05/07

読み仮名 ニョタイゲンソウ
シリーズ名 新潮オンデマンドブックス
発行形態 オンデマンドブックス
判型 新潮オンデマンドブックス
頁数 268ページ
ISBN 978-4-10-865346-7
定価 2,970円

生来の快楽主義者であり、病気のなかにさえ愉しみを見いだすと、友人たちから冷やかされていた作家もいまは70歳。そして、老作家の過去は少しずつ年と共に死んで行き、女体への追憶による彼の魂は、壮年のそれから青年に、少年に、幼児にと時間を遡る。乳房・背中・髪・脣・瞳・茂み・臍・掌・腰・顔……それらは彼に記憶された女体。眩い光と濃い影の性愛の世界へ誘う幻想小説。

著者プロフィール

中村真一郎 ナカムラ・シンイチロウ

(1918-1997)1918(大正7)年、東京生まれ。東京大学仏文科卒。1942年、福永武彦らと新しい詩運動「マチネ・ポエティック」を結成。1947年『死の影の下に』で戦後文学の一翼を担う。[春]に始まる四部作『四季』『夏』(谷崎潤一郎賞)『秋』『冬』(日本文学大賞)『頼山陽とその時代』(芸術選奨文部大臣賞)『蠣崎波響の生涯』(読売文学賞、日本芸術院賞)『私のフランス』など多数の著書と訳詩書がある。1997年に同没。

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