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梅雨将軍信長

新田次郎/著

3,960円(税込)

発売日:2004/10/01

  • オンデマンドブックス

気象観測の側面から、桶狭間の戦いや長篠の戦いでの織田信長の勝利の秘密を明かす表題作など、全9編を収録。

織田信長は土砂降りの桶狭間で今川義元を破り、梅雨の合い間に徳川家康と組み長篠で武田勝頼を倒した。気象観測の側面からその勝利の秘密を明かす表題作。流人の島・伊豆七島に潜入した公儀隠密の活躍を描いた「隠密海を渡る」。飛行機製作者、数学者、漏刻(水時計)作りの技師、天気予報の名人といった、様々な自然科学者をとりあげたユニークな時代科学小説を主体に全9編を収録する。

書誌情報

読み仮名 ツユショウグンノブナガ
シリーズ名 新潮オンデマンドブックス
発行形態 オンデマンドブックス
判型 新潮オンデマンドブックス
頁数 362ページ
ISBN 978-4-10-865370-2
定価 3,960円

著者プロフィール

新田次郎

ニッタ・ジロウ

(1912-1980)1912(明治45)年、長野県上諏訪生れ。無線電信講習所(現在の電気通信大学)を卒業後、中央気象台に就職し、富士山測候所勤務等を経験する。1956(昭和31)年『強力伝』で直木賞を受賞。『縦走路』『孤高の人』『八甲田山死の彷徨』など山岳小説の分野を拓く。次いで歴史小説にも力を注ぎ、1974年『武田信玄』等で吉川英治文学賞を受ける。1980年、心筋梗塞で急逝。没後、その遺志により新田次郎文学賞が設けられた。実際の出来事を下敷きに、我欲・偏執等人間の本質を深く掘り下げたドラマチックな作風で時代を超えて読み継がれている。

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