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檀一雄の従軍日記を読む

山城千惠子/編・著

2,090円(税込)

発売日:2024/07/31

  • 新潮社図書編集室

『火宅の人』の作家が遺した軍隊生活の記録。その全貌が初めて明らかに。

アジア・太平洋戦争末期の1944年初夏。檀一雄は陸軍報道班員として大陸に渡り、約10か月の従軍生活を送った。遺された2冊の日記には戦地の生々しい記録と、作家の「創作ノート」の両側面がある。全集にも未収録だったその内容を初めて詳細に読み解き、作家の知られざる内面を浮き彫りにした、文学史上貴重な資料。

書誌情報

読み仮名 ダンカズオノジュウグンニッキヲヨム
装幀 従軍日記・スケッチ帳より/カバー表、山梨県立文学館/写真提供、大森賀津也/装幀
発行形態 新潮社図書編集室
判型 四六判
頁数 236ページ
ISBN 978-4-10-910285-8
C-CODE 0095
ジャンル 評論・文学研究、ノンフィクション
定価 2,090円

著者プロフィール

山城千惠子

ヤマシロ・チエコ

東京都豊島区生まれ。地方公務員を経て、公益財団法人練馬区文化振興協会学芸員として石神井公園ふるさと文化館で檀一雄、五味康祐をはじめ練馬区ゆかりの小説家や詩人などについての資料調査、展覧会開催などの業務を行う。2023年3月退職。略歴にめざましく記すような「特筆すべきこと」のない小さな人生を、自分らしいことと思う。いつも文学や音楽、美術などが励ましてくれる。短歌や俳句を詠む。

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