花柳界から足を洗った正子。豪華な料亭をきりもりし男なしではいられない蔦代。戦後を生きる「芝桜」の主人公たちの対照的な老境。

木瓜の花(新潮文庫)
957円(希望小売価格)
配信開始日:2014/03/07
- 電子書籍
花柳界から足を洗い、老いを意識しながらも壮年の学者に少女のような憧れを抱く正子。豪華なバーや料亭を一人できりもりし、男なしではいられないという蔦代。幾度か衝突し、行き来のとだえていた二人だが、恍惚の人と化した蔦代の母が正子の許に飛び込んできたことから、再び愛憎の葛藤が始まる。――戦後を生きる『芝桜』の主人公たちの対照的な老境を本瓜の花の色どりの中に描く。
書誌情報
読み仮名 | ボケノハナシンチョウブンコ |
---|---|
発行形態 | 電子書籍 |
電子書籍 価格 | 957円 |
電子書籍 配信開始日 | 2014/03/07 |