『草枕』と『虞美人草』の間に書かれた中編小説二編。俗な世相を痛烈に批判し、非人情の世界から人情の世界への転機を示す「二百十日」、その思想をさらに深く発展させた「野分」を収録。

二百十日・野分(新潮文庫)
506円(希望小売価格)
配信開始日:2024/05/31
- 電子書籍
- 文庫あり
“豆腐屋主義”の圭さんと奔放な性格の碌さん。江戸っ子二人の軽妙な会話を通じて、金持が幅をきかす社会を痛烈に批判する『二百十日』。理想主義が高じて失職した元中学教師の文筆家・白井道也と二人の青年・高橋と中野。学問、金、恋、人生の葛藤を描く『野分』。漱石の思想や哲学をもっとも鮮やかに体現する二作品。(解説・紅野敏郎)
書誌情報
読み仮名 | ニヒャクトオカノワキシンチョウブンコ |
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発行形態 | 電子書籍 |
電子書籍 価格 | 506円 |
電子書籍 配信開始日 | 2024/05/31 |