短篇小説には、独自の技法があるように思われる。短かければ短編というものではない――。「掌篇小説」の面白さ、味があふれる、異色の一冊。

津軽通信(新潮文庫)
572円(希望小売価格)
配信開始日:2025/10/17
- 電子書籍
- 文庫あり
疎開先の津軽の生家で書き綴られた、新しい自由な時代を迎えた心の躍動が脈うつ珠玉編『津軽通信』。原稿用紙十枚前後の枠のなかで、創作技巧の限りをつくそうと試みた中期の作品群『短篇集』。戦時下の諷刺小説『黄村先生言行録』シリーズ。各時期の連作作品を中心に据えて、それに戦後期の『未帰還の友に』『チャンス』『女神』『犯人』『酒の追憶』を加えて編集した、異色の一冊。(解説・奥野健男)
書誌情報
読み仮名 | ツガルツウシンシンチョウブンコ |
---|---|
発行形態 | 電子書籍 |
電子書籍 価格 | 572円 |
電子書籍 配信開始日 | 2025/10/17 |