一家の暗い宿命を負って生きた91歳の母の死の前後を静謐な文章で淡々と綴った母への絶唱である表題作ほか6編の短編を収録。
愁月記(新潮文庫)
440円(希望小売価格)
配信開始日:2002/07/05
- 電子書籍
一家の暗い宿命を負って生きた母が、九十一歳で長かった辛い人生を終えようとしている。その死の前後を静謐な文章で淡々と綴った母への絶唱「愁月記」ほか、久しぶりに肉親たちや著者自身に関わる作品ばかりで編む待望の短篇集。収録作七篇は、それぞれ『忍ぶ川』『白夜を旅する人々』など、著者自らの運命の系譜を辿る諸作に連なるもので、短篇の名手が遺憾なく真骨頂を発揮する。
書誌情報
読み仮名 | シュウゲツキシンチョウブンコ |
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発行形態 | 電子書籍 |
電子書籍 価格 | 440円 |
電子書籍 配信開始日 | 2002/07/05 |