様々な“老い”の姿を通して、老年の内部に潜む妖しい妄執を描き、芸術と官能の深奥を探る。
菊慈童(新潮文庫)
550円(希望小売価格)
配信開始日:2003/08/01
- 電子書籍
人が“老いて生きる”とは何なのだろうか。養女夫婦に家を追い出され、若い男に情愛を傾け死んでいった八十四歳の田之内せき。菊水を飲み、八百年美童の姿を保ったという「菊慈童」を八十歳を過ぎた今、最後の力で演じようとしている能役者桜内遊仙。七十半ばの女流作家香月滋乃の眼に映る様々な“老い”の姿を通して、老年の内部に潜む妖しい妄執を描き、芸術と官能の深奥を探る。
書誌情報
読み仮名 | キクジドウシンチョウブンコ |
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発行形態 | 電子書籍 |
電子書籍 価格 | 550円 |
電子書籍 配信開始日 | 2003/08/01 |