昭和40年11月、大噴火寸前の鳥島で、死の恐怖と観測の使命の間に苛立つ所員たちの緊迫した心理をとらえた長編表題作ほか2編。

火の島(新潮文庫)
550円(希望小売価格)
配信開始日:2012/11/01
- 電子書籍
台風観測の最前線に位置する絶海の孤島・鳥島は、昭和40年11月、火山爆発の危機にさらされていた。無気味な地の鳴動、鼻をつく異臭、そして大噴火を目前にした鳥島観測所。絶体絶命の状況で、死の恐怖と観測の使命の間に苛立つ所員たちの緊迫した心理と行動を迫真の筆にとらえた長編表題作。ほかに、『毛髪湿度計』『ガラスと水銀』の2短編を併録する、著者ならではの科学小説集。
書誌情報
読み仮名 | ヒノシマシンチョウブンコ |
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発行形態 | 電子書籍 |
電子書籍 価格 | 550円 |
電子書籍 配信開始日 | 2012/11/01 |