十年前に武士を捨てた男への復讐劇が、富士山中腹に展開される表題作等、歴史に材をとり、そこに生きた人々の姿を見据える12編。

六合目の仇討(新潮文庫)
660円(希望小売価格)
配信開始日:2012/11/01
- 電子書籍
江戸後期、西神田を出発した富士詣での先達をつとめる町人・八兵衛には、幼な馴染みのぬいをめぐる苦渋の過去があった……十年前に武士を捨てた男への復讐劇が、富士山中腹に展開される表題作。蝦夷地北辺の警衛に功のあった近藤重蔵の失脚を描く「近藤富士」、ほかに「関の小万」「冬田の鶴」「指」「太田道灌の最期」「生人形」「賄賂」「島名主」「伊賀越え」「仁田四郎忠常異聞」「意地ぬ出んじら」の、歴史に材をとり、そこに生きた人々の姿を見据える全12編。
書誌情報
読み仮名 | ロクゴウメノアダウチシンチョウブンコ |
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発行形態 | 電子書籍 |
電子書籍 価格 | 660円 |
電子書籍 配信開始日 | 2012/11/01 |