下咽頭癌で声を失った「私」はある日、炎天下の路上で『歎異鈔』の一節「地獄は一定……」が耳の奥に響くのを聞き――。
地獄は一定すみかぞかし 小説 暁烏敏(新潮文庫)
770円(希望小売価格)
配信開始日:2006/04/07
- 電子書籍
下咽頭癌で声を失った「私」はある日、炎天下の路上で『歎異鈔』の一節「地獄は一定……」が耳の奥に響くのを聞いた。これを機に、仏教近代化の旗頭だった破格の念仏僧・暁烏敏の著書に接し、たちまち魅了される。ところが、発声教室で知り合った同病の湯浅よね子は、暁烏を称える「私」との筆談に、なぜか顔を曇らせて……。著者自らの苛烈な闘病を通して問う、信仰の赤裸々な姿。
書誌情報
読み仮名 | ジゴクハイチジョウスミカゾカシショウセツアケガラスハヤシンチョウブンコ |
---|---|
発行形態 | 電子書籍 |
電子書籍 価格 | 770円 |
電子書籍 配信開始日 | 2006/04/07 |