愛が滅ぶとき死者は扉を叩く。過去と現在、現実と非現実を透視しながら、あり得たかも知れぬ生を浮かび上がらせる現代のロマン。

燕のいる風景(新潮文庫)
330円(希望小売価格)
配信開始日:2009/02/06
- 電子書籍
光が逝き、影は動く。愛が滅ぶとき死者は扉を叩く……。戦中・戦後、私たちは絶え間なく死に、絶え間なく生きた。そして現在――この平穏で欺瞞的な日々がある。だが、そこには、生きられなかった過去が、層をなして張りついている。男女の別れの場に、都会の賑わいに、失われた時と空間を招き寄せ、現実と非現実を二重写しにしながら、未生の現在を照らし出す、柴田翔の新境地。
書誌情報
読み仮名 | ツバメノイルフウケイシンチョウブンコ |
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発行形態 | 電子書籍 |
電子書籍 価格 | 330円 |
電子書籍 配信開始日 | 2009/02/06 |