時は第二次世界大戦。生命の灯が揺らぐ日常で、魂をぶつけあう漢たちの秘められた夜――。

蛍火艶夜 単話版第11話―鳴子部隊 第二編―【うす消し】
275円(希望小売価格)
配信開始日:2025/01/15
- 電子書籍
「最近
自分が
頭 狂ってんじゃ
ないかと思うんです」
爆撃された兵舎に代わり、壕を掘って住むことになった鳴子部隊。
敵軍の空襲に耐えながらの作業は忙しなくも過ぎてゆき、
園と鳴子の距離にも徐々に変化が見え始めていた。
そんなある日、前田が次の桜花搭乗員に指名される。
鍵谷が征って以来、しばらく覇気のなかった前田を気に掛ける鳴子。
「…覚悟は
出来てます」
そう告げる前田に、かける言葉は出てこない。
出撃前夜。
眠りにつけない鳴子は、園を誘い散歩に出かけ――
「最近ココ…
触ってますか?」
儚く、強く、煌き、散りゆくモノの中で、
理がどこまで人を縛れるだろうか――。
特攻隊を舞台に繰り広げられる、漢たちのアツき魂のいななきを、濃厚な筆致と人物描写で描きあげるオムニバスストーリー、春情の第十一夜。
※この単話版は『蛍火艶夜 単話版第11話―鳴子部隊 第二編―』にオトナ向けの加工を加えたものです。
書誌情報
読み仮名 | ホタルビエンヤタンワバン11ナルコブタイダイニヘンウスケシ |
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発行形態 | 電子書籍 |
電子書籍 価格 | 275円 |
電子書籍 配信開始日 | 2025/01/15 |