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『黒澤明の羅生門 フィルムに籠めた告白と鎮魂』刊行記念
著者・ポール・アンドラ氏×訳者・北村匡平氏トーク&サイン会

四方田犬彦氏は、ご都合により登壇されないことになりました。
当初の告知と異なる内容となり、お詫び申し上げます。

『黒澤明の羅生門 フィルムに籠めた告白と鎮魂』刊行記念 著者・ポール・アンドラ氏×訳者・北村匡平氏トーク&サイン会

証言が食い違い、事件の真相が闇に覆われ、人間のエゴが炙り出される。
『羅生門』はこのような普遍的なテーマを描いたとされていますが、黒澤自身の個人的な経験や兄の自死などが克明に映し撮られていました。黒澤映画と自伝、関係者の文献などから、個人史と鎮魂のメッセージを不朽の名画に昇華させていった過程を読み解く世界初の試みで、画期的クロサワ論である『黒澤明の羅生門』。折しも主演女優の京マチ子さんが逝去され、著者でコロンビア大学教授のポール・アンドラ氏、訳者・北村匡平氏に加え、ゲストに四方田犬彦氏を迎えて語っていただきます。

開催日時 2019年6月25日(火)19:00〜(18:48開場)
会場 紀伊國屋書店新宿本店9階 イベントスペース
URL 詳細はこちらをご覧ください。
備考 ■参加方法:参加には整理券が必要です。(先着50名)
■対象書籍『黒澤明の羅生門 フィルムに籠めた告白と鎮魂』

著者紹介

ポール・アンドラAnderer,Paul

1949年、フィラデルフィア生まれ。専攻は日本文学、映画、批評、アジアの人文科学。ミシガン大学で学士号、シカゴ大学で修士号、エール大学で博士号をそれぞれ取得した。2019年5月現在、コロンビア大学教授。他の著書に『異質の世界――有島武郎論』(冬樹社)、 Literature of the Lost Home:Kobayashi Hideo-Literary Criticism, 1924-1939(Stanford University Press)、Other Worlds : Arishima Takeo and the Bounds of Modern Japanese Fiction(Columbia University Press)がある。

北村匡平キタムラ・キョウヘイ

1982年、山口県生まれ。東京工業大学リベラルアーツ研究教育院准教授。専攻は映画研究、表象文化論、歴史社会学、メディア論。著書に『スター女優の文化社会学――戦後日本が欲望した聖女と魔女』(作品社)、『美と破壊の女優 京マチ子』(筑摩書房)、共編著に『川島雄三は二度生まれる』(水声社)などがある。

書籍紹介