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渡辺豪
「秘められたキャプション
~なぜ娼家は美しいのか~」

渡辺豪「秘められたキャプション ~なぜ娼家は美しいのか~」 〜『遊廓』(渡辺豪著)刊行記念イベント〜

かつて日本には、売春を公然といとなむ街「遊廓」が存在していました。1958年に売春防止法が施行される前は、約3万7000軒もの娼家があったといいます。60年以上の時が経ち、その娼家の多くが失われ、同時代を生きた人たちもほとんどが亡くなっています。今後さらに多くの娼家が消えていくことは避けられません。
遊廓に魅了され、遊廓専門の出版社・書店を創業した渡辺豪さんは、消えゆく遊廓を記録し残すべきと考え、10年にわたり全国500箇所もの元娼街を取材・撮影してきました。そしてこの6月、その中から傑作140景を厳選収載した写真集『遊廓』を刊行しました。
この写真集には、転業旅館として現役の宿もありますが、すでに取り壊しが始まった消滅間際の娼家や、建物が壊され歯抜けのようになった娼街もあります。写真はその姿を、克明に伝えてくれます。
渡辺さんはそうした写真に、キャプション(説明)を付けないことにしました。元娼家一軒一軒の姿、そこに暮らした人や子孫の想い、そして撮影者・渡辺さんの想いも写真だけで表現したのです。
今回の刊行記念イベントでは、写真集『遊廓』をテキストにし、そこに収められた写真を見ながら、渡辺さんから「秘められたキャプション」を語っていただきます。
なぜキャプションを入れなかったのか、撮影時にはどんなことがあったのか、見どころは何か――それぞれの写真に込められた秘密や想いが明らかにされる貴重なイベントとなります。ぜひご参加ください。

※『遊廓』収載の140景のうち、渡辺さんが選ぶ十数点についての解説を予定しています。『遊廓』をご覧いただきながらのご参加をお勧めします。また、その場で皆さまから寄せられた質問にもお答えする予定です。

開催日時 2020年8月7日(金)20:00~21:00(19:45受付)
会場 新潮社 オンラインイベント
問い合わせ先 新潮社文化事業室
fax:03-3266-7185 E-mail:sokoinfo@shinchosha.co.jp
URL 詳細はこちらをご覧ください。
備考 ※書籍付きチケットをご購入いただいたお客様には、お申し込み確認後、順次郵送いたします。お申し込み時に必ず送付先ご住所をお書きください。また、週末をはさむ場合多少お時間がかかりますことをご了承ください。
※現在、海外への郵便事情が悪いため、海外在住の方はイベント参加のみのチケットをお買い求めください。申し訳ございませんが、本の郵送は日本国内に限らせていただきます。
※ご購入いただいたチケットは理由の如何を問わず、取替・変更・キャンセルはできません。

*こちらのイベントはZoomのウェビナー機能を使ってのライブ配信になります。ご参加いただくには、インターネットに接続したパソコンやタブレット端末、スマートフォンが必要になります。Zoomによるオンライン配信については、上記URLのページからお読みください。
 
*お申し込みいただいた方には、passmarket-master@mail.yahoo.co.jp (配信専用アドレス)より、前日の18時までにミーティングURLが記載されたメールをお送りします(それ以降にお申し込みいただいた方には当日お送りします)。配信開始時刻になりましたらお入りください。また、そのURLを第三者と共有されることは固くお断りいたします。

著者紹介

渡辺豪ワタナベ・ゴウ

1977年、福島県生まれ。全国に残る遊廓跡・赤線跡およそ500箇所を撮影取材。2015年、遊廓専門の出版社「カストリ出版」を創業、主に貴重書の復刻を行う。翌2016年、吉原遊廓跡に遊廓専門の書店「カストリ書房」を開店。『遊廓』に収録した写真はすべてシグマ社製カメラを用い、多くはDP1 Merrillで撮影。

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