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『能十番 新しい能の読み方」刊行記念
読む能ってほんとに面白いの?
いとうせいこう&ライムスター宇多丸
【18:30開始】『能十番 新しい能の読み方」刊行記念 読む能ってほんとに面白いの? いとうせいこう&ライムスター宇多丸
650年続く能楽。そのいわば歌詞、「詞章」を現代の言葉に翻訳した作家、いとうせいこう。
そこには日本のラップ界を長年リードし、奥泉光さんとの「文芸漫談」で語り合いつつ、近年には近松門左衛門「曾根崎心中」や、山東京伝の戯作の現代語訳をも行うという、作家活動全般における、日本語のバリエーションへの興味が、終始通底音としてありました。
能の詞章を「読む」楽しさで意気投合したジェイ・ルービンが、いとうの訳から英語訳を試みた『能十番』について、同じラップの世界で韻文へのアプローチを共有する、語りの天才、ライムスターの宇多丸さんと90分、日本語の使い方について様々に語り合ってもらいます!
すでに能楽に心を奪われている方はもちろん、能楽初心者の方や、能には興味がないけれど、どんな言葉を使うのかについては興味があるよ、という方にもお聞きいただけます。
『能十番』は、精選十の謡曲について、詞章+いとうせいこう氏による現代語訳+ジェイ・ルービン氏による英訳+ふたりの解説+あらすじ、にて650年の古典の神髄を味わい尽す一冊です。
柴田元幸氏(翻訳家)との鼎談「謡(うたい)を英語にする醍醐味」、酒井雄二氏(ゴスペラーズ)といとうせいこう氏の対談「世阿弥に学び、「芸人実感」で謡を考える」も収録されています。
また、本の作りは、豪華で美しい謡本(能の詞章をまとめた本)を江戸時代につくった本阿弥光悦の「光悦謡本」にならい、光悦の装画を使って紺色の表紙に箔押し、それをスリーブ函に入れました。和綴じ本のようにしてみたいと、小口を総頁袋綴じにしています。美しさと技術を駆使した装幀もお楽しみいただきたく、参加の皆様全員に当日各1冊をお渡しいたします。いとうせいこうのサイン入りです。
開催日時 | 2024年12月20日(金)18:30~20:00(17時45分開場) |
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会場 | 赤城神社 |
URL | 詳細はこちらをご覧ください。 |
備考 | ・開演時間の45分前より開場し、受付も開始いたします。 ・係員及びスタッフの指示・注意に従ってください。万が一、従っていただけない場合には、イベントの中断・中止や、特定のお客様にご参加をお断りする場合がございますこと、ご容赦ください。 ・当日の様子を撮影させていただき、その映像や画像を公開する可能性もあるので、ご了解ください。 ・当日の撮影や録音はご遠慮ください。 【参加費】 一律5000円(税込)<書籍代3685(税込)円含む> ・『能十番』を各1冊、お申込者おひとりに対してお渡しいたします。なお、当日配布のみとなります。 ・定員になり次第締め切りとさせていただきます。キャンセル待ちや会場での当日券販売はいたしません。 ・お申し込み後の返金はいたしかねますので、ご容赦くださいませ。 ・自由席です。 【住所・交通】 162-0817 東京都 新宿区 赤城元町 1-10 東西線神楽坂駅の「1b」出口から徒歩ですぐ。出て左側に見える大鳥居を入られましたら、階段を上らずに、向かって左側の道を進みます。階段の下、右側に見える建物の入り口にお進みください。そこから中に入り、地下1階に下りたところが会場となります。 https://www.akagi-jinja.jp/ |
著者紹介
いとうせいこうイトウ・セイコウ
1961年東京都生まれ。作家、クリエイター。早稲田大学法学部卒業後、出版社の編集を経て、音楽や舞台、テレビなどの分野でも活躍。1988年、小説『ノーライフキング』でデビュー。1999年、『ボタニカル・ライフ』で第15回講談社エッセイ賞受賞。他の著書に『ワールズ・エンド・ガーデン』『解体屋外伝』『ゴドーは待たれながら』(戯曲)、『文芸漫談』(奥泉光との共著、文庫化にあたり『小説の聖典(バイブル)』と改題)、『BACK 2 BACK』(佐々木中との共著)など。2013年3月に刊行した16年ぶりの小説『想像ラジオ』は第35回野間文芸新人賞を受賞するなど大きな反響を集めた。古典芸能に造詣が深く、『曾根崎心中』の現代語訳や文楽、狂言の創作も手掛けている。能については習って11年ほど。
ライムスター宇多丸ライムスターウタマル
1969(昭和44)年東京生れ。ラッパー、ラジオ・パーソナリティ。1989(平成元)年、大学在学中にヒップホップ・グループ「ライムスター」を結成。日本ヒップホップの黎明期よりシーンを牽引し第一線での活動を続ける。また、ラジオ・パーソナリティとしても注目され、2009年にはギャラクシー賞「DJパーソナリティ賞」を受賞。番組内コーナーの映画批評コーナーが人気を呼ぶ。著作に『ライムスター宇多丸のマブ論classics アイドルソング時評 2000-2008』『ザ・シネマハスラー』『ライムスター宇多丸の映画カウンセリング』などがある。