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芸術新潮プレゼント【2】
「スウェーデン絵画 北欧の光、日常のかがやき」(東京)のチケット

芸術新潮 2025年12月号
今月のプレゼント【2】

「スウェーデン絵画 北欧の光、日常のかがやき」(東京)のチケットを5組10名様にプレゼント!

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ニルス・ブロメール《草原の妖精たち》 1850年 油彩、カンヴァス スウェーデン国立美術館蔵
Photo: Cecilia Heisser / Nationalmuseum
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アーンシュト・ヨーセフソン《少年と手押し車》 1880年 油彩、板 
スウェーデン国立美術館蔵
Photo: Nationalmuseum
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カール・ラーション《カードゲームの支度》 1901年 油彩、カンヴァス スウェーデン国立美術館蔵
Photo: Anna Danielsson / Nationalmuseum
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アウグスト・ストリンドバリ《ワンダーランド》 1894年 油彩、厚紙 スウェーデン国立美術館蔵
Photo: Erik Cornelius / Nationalmuseum
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グスタヴ・フィエースタード《冬の月明かり》 1895年 油彩、カンヴァス スウェーデン国立美術館蔵
Photo: Hans Thorwid / Nationalmuseum
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ニルス・クルーゲル《夜の訪れ》 1904年 油彩、カンヴァス スウェーデン国立美術館蔵
Photo: Nationalmuseum

 近年、世界的な注目を集めるスウェーデン美術の黄金期の絵画を、本格的に紹介する展覧会が来年1月27日から東京都美術館ではじまる。

 スウェーデン美術の黄金期とは、ずばり1880年代から1915年にかけての時代を指す。スウェーデンでは北欧諸国のなかでもいち早く、1735年に美術アカデミーの前身にあたる王立素描アカデミーが創立されており、19世紀半ばにはイタリアやドイツへと渡る画家が現れるなど、近代化に向けた土壌が整いはじめていた。
 その流れが大きく動き出すのが1880年代。若い世代の芸術家たちがこぞってフランスへと向かい、パリ郊外のグレ=シュル=ロワンに芸術家村を形成する。そこで彼らは、人間や自然をありのままに捉えるレアリスムに傾倒。スウェーデンの国民的画家カール・ラーションをはじめ、多くの画家がこの地で新境地をひらいた。

 やがて画家たちは故郷へ戻り、自国のアイデンティティを示すために“スウェーデンらしい芸術”の創造に挑んだ。宗教や文学に基づく内的世界、身近な自然や家族の姿、そして日常のなかにひそむ輝き──そうしたテーマを親密で情緒豊かな筆致で描き出した作品が、この時代に数多く生まれた。

 今回、スウェーデン国立美術館の全面協力により来日するのは約80点。展覧会のキーワードは、「自然」「光」「日常のかがやき」の3つだ。パリ帰りの画家たちが“再発見”したスウェーデンの自然、夏の白夜の薄明かり、凍てつく戸外とは対照的なあたたかな家庭の室内──こうした風景は、いま私たちが思い描く“北欧の豊かな暮らし(ウェルビーイング)”の原点ともいえるだろう。珠玉の名品から、その感性の源泉をじっくり味わいたい。

以下の応募フォームにてご応募下さい。
チケットの発送をもって当選者の発表に代えさせていただきます。

プレゼント番号【2】
東京都美術館開館100周年記念
スウェーデン絵画
北欧の光、日常のかがやき

[会場]東京都美術館(上野)
[会期]2026年1月27日~4月12日
[休室日]月曜日(ただし2月23日は開室)、2月24日
[開室時間]9:30~17:30(金は~20:00) *入室は閉室の30分前まで
[当日料金]一般2300円、大学生・専門学校生 1300円、65歳以上 1600円、高校生以下無料
[問合せ]050-5541-8600(ハローダイヤル)
[詳細] https://swedishpainting2026.jp/
[応募締切]12月24日(水)

[巡回]山口県立美術館|2026年4月28日~6月21日(予定)、愛知県美術館|2026年7月9日~10月4日(予定)

※展覧会の会期等は変更になる可能性があります。展覧会公式サイトで最新情報をご確認の上お出かけ下さい。

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