お知らせ

いま注目の本! 伊坂幸太郎/著、江國香織/著、恩田陸/著、梨木香歩/著、町田そのこ/著、宮部みゆき/著、米澤穂信/著『プレゼント』

「新潮文庫の100冊」50周年記念。全編文庫書き下ろしの奇跡の一冊! 小説の面白さ、全て詰まってます。

Image

 若者は小説を読まない──。今年で入社4年目になりますが、この言葉の通り、同世代で読書を習慣にしている人は多くありません。ならば「読みやすくて、素敵なデザインで、小説ってこんなに面白いのか! と思ってもらえるようなアンソロジーを作ればよいのでは」と思いついたのは2024年の9月。毎年夏に行う書店フェア「新潮文庫の100冊」が50周年を迎える2026年に合わせて刊行を目指すことになりました。
 テーマは「夏」。ぜひとも短編を読みたい! と思った方々に依頼をし、届いた原稿を読んだ時の感動は忘れられません。それぞれの個性が発揮された、小説の無限の可能性を感じる一冊になっています。デザインはクラシカルな初回限定カバーと誰かに渡したくなる通常カバーの二種類をご用意(初回カバーは今書店にある分のみなのでお早めに!)。
 本作は、発売から約1か月で24万部を突破しました。これからも長きにわたり、本作がふだん読書をしない人たちに届き、小説への入り口になることを願っています。

波 2026年9月号「いま話題の本」より

著者紹介

伊坂幸太郎イサカ・コウタロウ

1971(昭和46)年、千葉県生れ。1995(平成7)年東北大学法学部卒業。2000年『オーデュボンの祈り』で、新潮ミステリー倶楽部賞を受賞し、デビュー。2004年『アヒルと鴨のコインロッカー』で吉川英治文学新人賞、2008年『ゴールデンスランバー』で本屋大賞と山本周五郎賞、2014年『マリアビートル』で大学読書人大賞、2017年『AX』で静岡書店大賞(小説部門)、2020(令和2)年『逆ソクラテス』で柴田錬三郎賞を受賞した。他の作品に『ラッシュライフ』『重力ピエロ』『砂漠』『ジャイロスコープ』『ホワイトラビット』『火星に住むつもりかい?』『キャプテンサンダーボルト』(阿部和重との合作)などがある。

江國香織エクニ・カオリ

1964(昭和39)年東京生れ。1987年「草之丞の話」で「小さな童話」大賞、1989(平成元)年「409 ラドクリフ」でフェミナ賞、1992年『こうばしい日々』で坪田譲治文学賞、『きらきらひかる』で紫式部文学賞、1999年『ぼくの小鳥ちゃん』で路傍の石文学賞、2002年『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』で山本周五郎賞、2004年『号泣する準備はできていた』で直木賞、2007年『がらくた』で島清恋愛文学賞、2010年『真昼なのに昏い部屋』で中央公論文芸賞、2012年「犬とハモニカ」で川端康成文学賞、2015年『ヤモリ、カエル、シジミチョウ』で谷崎潤一郎賞を受賞した。近刊に『去年の雪』『川のある街』など。小説以外に、詩作や海外絵本の翻訳も手掛ける。

恩田陸オンダ・リク

1964年生れ。宮城県出身。1992年『六番目の小夜子』でデビュー。2005年『夜のピクニック』で吉川英治文学新人賞と第二回本屋大賞、2006年『ユージニア』で日本推理作家協会賞、2007年『中庭の出来事』で山本周五郎賞、2017年『蜜蜂と遠雷』で直木賞と第一四回本屋大賞を受賞。著書に『灰の劇場』『祝祭と予感』『珈琲怪談』『なんとかしなくちゃ。青雲編』『spring』など。

梨木香歩ナシキ・カホ

1959年生まれ。小説に『丹生都比売 梨木香歩作品集』『西の魔女が死んだ 梨木香歩作品集』『裏庭』『からくりからくさ』『りかさん』『家守綺譚』『村田エフェンディ滞土録』『沼地のある森を抜けて』『ピスタチオ』『僕は、そして僕たちはどう生きるか』『雪と珊瑚と』『冬虫夏草』『海うそ』『岸辺のヤービ』など、またエッセイに『春になったら莓を摘みに』『ぐるりのこと』『渡りの足跡』『不思議な羅針盤』『エストニア紀行』『やがて満ちてくる光の』『炉辺の風おと』『ここに物語が』『歌わないキビタキ』『小さな神のいるところ』などがある。

町田そのこマチダ・ソノコ

1980(昭和55)年生れ。福岡県在住。2016(平成28)年「カメルーンの青い魚」で「女による女のためのR-18文学賞」大賞を受賞。選考委員の三浦しをん氏、辻村深月氏から絶賛を受ける。翌年、同作を含むデビュー作『夜空に泳ぐチョコレートグラミー』を刊行。2021(令和3)年『52ヘルツのクジラたち』で本屋大賞を受賞。他著書に『ぎょらん』「コンビニ兄弟 テンダネス門司港こがね村店」シリーズ、『あなたはここにいなくとも』『蛍たちの祈り』『彼女たちは楽園で遊ぶ』『ハヤディール戀記(上)(下)』などがある。

宮部みゆきミヤベ・ミユキ

1960年東京都生れ。1987年「我らが隣人の犯罪」でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。1989年『魔術はささやく』で日本推理サスペンス大賞、1992年『龍は眠る』で日本推理作家協会賞、『本所深川ふしぎ草紙』で吉川英治文学新人賞、1993年『火車』で山本周五郎賞、1999年『理由』で直木賞受賞など、その他受賞作多数。著書に『ソロモンの偽証』『悲嘆の門』『小暮写眞館』『この世の春』『新しい花が咲く』など。

米澤穂信ヨネザワ・ホノブ

1978年岐阜県生れ。2001年『氷菓』で角川学園小説大賞奨励賞(ヤングミステリー&ホラー部門)を受賞しデビュー。2011年『折れた竜骨』で日本推理作家協会賞、2014年『満願』で山本周五郎賞、2021年『黒牢城』で山田風太郎賞、翌2022年、同作で直木賞と本格ミステリ大賞を受賞。著書に〈小市民〉シリーズ、『ボトルネック』『儚い羊たちの祝宴』『リカーシブル』『さよなら妖精』『インシテミル』『本と鍵の季節』『王とサーカス』『可燃物』など。

書籍紹介

雑誌紹介