お知らせ
テレビと結婚したあの女性の半生をドラマ化!
昨年ベストセラーになった黒柳徹子さんの回想録『トットひとり』がテレビドラマになります(「トットてれび」NHK総合毎週土曜夜八時十五分~。全七回)。初回は四月三十日。
脚本は「花子とアン」などの中園ミホさん、音楽は大友良英さんとSachiko Mさん、演出は井上剛さんほか、キャストは黒柳徹子役に満島ひかりさん、森繁久彌役に吉田鋼太郎さん、渥美清役に中村獅童さん、向田邦子役にミムラさん、語りは小泉今日子さん、さらに百歳の徹子さん役にご本人が特殊メイクで登場します。〈テレビ史総ざらえ〉みたいな内容に相応しい豪華な布陣。また誰が坂本九を、沢村貞子を、永六輔を演じるのか、実際にご覧になって確認して下さい。
ドラマのW原作である青春記『新版 トットチャンネル』(新潮文庫)で、徹子さんは「書きたかったのは、日本のテレビが始まった時に、将来どんなふうになるか全然わからないまま(略)、毎日のナマ放送を一緒に乗り切ってきた、テレビの中の戦友、同窓生、同志たちとのことだった」と書いています。彼らがどんな志と優しさを持っていたか、どんな努力と奮闘をしていたか、原作の二冊を読むと、ある女性の稀有な交遊録的戦後史が浮かび上がります。
土曜ドラマ「トットてれび」|NHK総合
放送 | 2016年4月30日毎週土曜20時15分~連続7回放映予定 |
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脚本 | 中園ミホ |
公式サイト | http://www.nhk.or.jp/dodra/tottotv/ |
著者紹介
黒柳徹子クロヤナギ・テツコ
東京乃木坂生れ。東京音楽大学声楽科卒。NHK放送劇団に入団、NHK専属のテレビ女優第一号となる。文学座研究所、ニューヨークの演劇学校で学び、テレビ、ラジオ、舞台女優として活躍。また、ユニセフ親善大使、トット基金理事長を務め、長年にわたり活動を続ける。著書は、ベストセラー『窓ぎわのトットちゃん』をはじめ『トットの欠落帖』『小さいときから考えてきたこと』『新版 トットチャンネル』『トットひとり』など。