書けない作家 「新潮」10月号
定価900円 9月7日発売
書かない作家、書けない作家というのは、私小説でおなじみのテーマですが、スペイン現代文学の旗手エンリーケ・ビラ=マタスの「バートルビーとその仲間たち」(木村榮一訳)は、ソクラテス、ランボー、ヘルダーリンからボルヘス、サリンジャーまで、古今の例を世界的な規模で取り上げて、書くことの可能性・不可能性を追求した注目作。 ソクーロフ監督の映画「ドルチェー優しく」に主演した島尾ミホ氏と、小川国夫氏との初対談は「死を生きる」。ほかに山口昌男氏「二十世紀における『政治と文学』の神話学」など。 (編集長・前田速夫)
■年間講読料一〇八〇〇円(12冊 税・発送費込)
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