9月2日のこのブログで紹介しました「ユイと大吉が見た風景」は、三陸鉄道北リアス線島越駅付近でした。狭い入江と駅と周辺にあった何もかもが津波で破壊された風景は衝撃でした。私は震災後の4月30日に島越へ行き、衝撃の風景に圧倒されました。
4月の開業以来、地域の拡大に鋭意つとめてきました。ようやく「関東」の最終段階にさしかかり、路線・駅の数は急激に増加しています。それにともない、残念ながらミスも多々見つかるようになりました。編集部で見つけた間違い等は直ちに修正をしておりますが、もし間違いや疑問につきましては、ご指摘いただければ幸いです。
今日は最終回でした。7月1日、海開きの日に北三陸~畑野間の開通式が、北三陸駅ホームで行われました。市長の挨拶が始まったシーンの画面左に、なんと三陸鉄道の望月現社長が立っていて、驚きました。
しかもユイがくす玉を割るシーンでは、将棋倒しにも巻き込まれて立派に演技しているではないですか。来年4月の本当の全通式典では将棋倒しにならないよう気をつけてください。
◀三陸鉄道望月社長(左)
エッセイストの酒井順子さんが「小説新潮」平成24年10月号から「地震と独身」というユニークな連載を書かれています。その3回目に三陸鉄道の運転指令だった内舘さんが登場します。内舘さんは地震発生時に、白井海岸付近を走っていた列車に「停まれーっ、停まれーっ」と叫んだ方です。「あまちゃん」でも『さんてつ』でも緊迫のシーンとして描かれています。まさかこの声の主を取材されているとは。
◀『さんてつ』より
今日は三陸鉄道北リアス線の沿線案内を試みます。昨日、「創世記」として三陸鉄道の歴史に少し触れました。その中でこの鉄道が敷設されるときに、津波の被害を考慮して、でるだけ山側に線路を敷いたことを紹介しましたが、実はそのことによって車窓がどうしても「山がち」になっています。全区間の約半分がトンネルです。逆にそのことによって、視界が開け青い海が見えたときの感動もあります。
試運転列車に「結婚してくれ」と大書してありましたが、あれはCGでしょうか。背景を見ると久慈車両基地内かと思いますが、築堤上を走っているシーンもあり、もしそうだとすると沿線の人々にドラマのネタがばれることになりますね。それとも地元ではすでに知られていたことなのでしょうか。