少年僧の孤独と凄惨な情念のたぎりを描いて、直木賞に輝く「雁の寺」、哀しみを全身に秘めた独特の女性像をうちたてた「越前竹人形」。

雁の寺・越前竹人形(新潮文庫)
528円(希望小売価格)
配信開始日:2014/10/31
- 電子書籍
- 文庫あり
“軍艦頭”と罵倒され、乞食女の捨て子として惨めな日々を送ってきた少年僧・慈念の、殺人にいたる鬱積した孤独な怨念の凝集を見詰める、直木賞受賞作『雁の寺』。竹の精のように美しい妻・玉枝と、彼女の上に亡き母の面影を見出し、母親としての愛情を求める竹細工師・喜助との、余りにもはかない愛の姿を、越前の竹林を背景に描く『越前竹人形』。水上文学の代表的名作2編。
書誌情報
読み仮名 | ガンノテラエチゼンタケニンギョウシンチョウブンコ |
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発行形態 | 電子書籍 |
電子書籍 価格 | 528円 |
電子書籍 配信開始日 | 2014/10/31 |