展望なき
「石破おろし」で自民党の断末魔
週刊新潮 2025年8月7日号
(木曜日発売)
発売日 | 2025/07/31 |
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JANコード | 4910203110856 |
定価 | 510円(税込) |
「石破おろし」で自民党の断末魔
▼辞任報道を完全否定し「こうなったら……」
▼森山幹事長は進次郎擁立で動く?
▼東条内閣を髣髴とさせる今の状況
▼危機感を煽って二者択一
▼「イチ、ニ、参政党!」の提案者
▼身内同士で党を隠語で
▼“満身創痍”美智子さまのお支え
▼宮内庁長官は退任でも側近2人は代わらず
今夏、習近平が企む「反日キャンペーン」を斬る
「ホワイト化」する働き方と「AI」全盛で将来に暗雲
▼日米関税交渉 決着の裏にトランプを悩ます「エプスタイン事件」
▼ベネッセ450人リストラ 対象者が証言する“圧迫面談”の実態
▼大阪でトップ当選した維新「佐々木理江(42)」と小倉優子の仲
▼「株長者番付」の意外な3人
▼専門家“恐怖の寄生虫”警告
▼世界最速16歳「清水空跳」
▼広末も「奇抜舞台」にAKB ほか
学園を牛耳る政治学者「姜尚中氏」にOB会が退場勧告
「がん」になりやすい人、なりにくい人
■■■ コラム ■■■
生き抜くヒント!/五木寛之
変見自在/高山正之
曖昧礼讃ときどきドンマイ/横尾忠則
いま生きる『君主論』/佐藤 優
スジ論 わたしのルールブック/坂上 忍
誰の味方でもありません/古市憲寿
私の週間食卓日記/工藤夕貴
TVふうーん録/吉田 潮
この連載はミスリードです/中川淳一郎
和田式「ピンピンコロリ」の練習帳/和田秀樹
医の中の蛙/里見清一
アスリート列伝 覚醒の時/小林信也
それでも日々はつづくから/燃え殻
全知全脳/池谷裕二
気になる一手/渡辺 明・吉原由香里
夏裘冬扇/片山杜秀
「昭和歌謡」残響伝/タブレット純
知られざる国旗の世界/吹浦忠正
俺は健康にふりまわされている/宮川サトシ
※「だんだん蜜味」は都合により休載いたします。
■■■ 小 説 ■■■
異常に非ず/桜木紫乃
DANGER/村山由佳
流砂/黒川博行
元NHK岩田明子対談 松村雄基 俳優
■■■ グラビア ■■■
・記念日の晩餐
・優越感具現化カタログ
・新潮グルメ直送便
▼掲示板
▼文殊のストレッチ
▼結婚 ▼墓碑銘
▼スクリーン
▼コンフィデンシャル
▼黒い報告書/牧村 僚
▼Bookwormの読書万巻/長田育恵
▼新々句歌歳時記(嵐山光三郎・俵 万智)
この号の中吊り
最新号PICK UP
展望なき
「石破おろし」で自民党の断末魔
参院選大敗の責任を取って、潔く辞任しない石破茂首相(68)に批判が集まっている。だが、その一方で裏金議員や解散したはずの派閥の元領袖クラスらが自身の責任は省みず、こぞって石破おろしに走るさまは滑稽そのもの。自民党の断末魔の声が聞こえる──。
91歳「上皇さま」ご健康への懸念
御年91になられる上皇さまは、先ごろ持病のある心臓の検査で東大病院に入院され、7月18日にご退院。今後は投薬を続けつつ、日々の運動量を調節しながらお過ごしになるという。それでも、ご静養が予定されている折、やはりご体調への懸念は拭い去れないのだ。
短期集中連載【最終回】 コンサル業界の光と影
「ホワイト化」する働き方と「AI」全盛で将来に暗雲
「残業時間青天井」「長期間地方常駐」。ブラックそのものだった働き方の改革が進められているところにChatGPTなどAIの大波が押し寄せてきて──。就活生に人気のコンサル業界の光と影に迫る「短期集中連載」。最終回では、激変が予想される今後を見通す。
データが示す
「がん」になりやすい人、なりにくい人
40年以上、日本人の死因1位の座にあり続けている「がん」。その予防こそが健康長寿の実現に向けた一丁目一番地と言えよう。そこで大事になるのは確かな情報に基づいた対策だ。寝不足と寝すぎ、どちらががんになりやすいのかなど、身近で役立つデータを紹介。
バックナンバー
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雑誌から生まれた本
週刊新潮とは?

〈「週刊新潮」は週刊誌というより、ほとんど人である。辻に立って、夜な夜な紳士貴顕を斬る百六十ページの眠狂四郎である。ときどき魔剣ないし凶刃になることもあるが、円月殺法の切り口が見事である。シバレンではないが、創刊五十年ようやく「剣鬼」の風格も出てきた〉
「週刊新潮」は1956年(昭和31年)2月に、出版社が出す初めての週刊誌として創刊されました。
それから半世紀後の2006年(平成16年)、「週刊新潮」は創刊50周年を迎え、その記念企画「週刊新潮と私」に、作家の徳岡孝夫氏が寄せられのが上記の文章です。
50年という長い時を経ても、「週刊新潮」の編集方針は、創刊当時から全くと言って良いほど変わっていません。
何より、文芸出版社から発行される週刊誌として、常に「人間という存在」を強く意識した記事作りをしています。それはまさに「殺人事件を文学としてとらえる」ことでもあります。偽善を嫌い、人間の本質に切り込む姿勢は、時に「世の中を斜めからシニカルに見ている」と評されることもあります。
また、皇室、学界、右翼、左翼、宗教団体、暴力団、日教組、動労……時代により、その対象は変わりますが、あらゆる“タブー”に挑む姿勢も一貫しています。
最近では、「加害者の方が、被害者より手厚く保護されている」という少年犯罪の不可解な“タブー”を問題にし、少年法が改正されるに至っています。
世の中が左に振れても右に振れても、「週刊新潮」は常に変わらぬ主張を堅持し、その一貫した姿勢が読者に支持されてきました。今後もマスコミ界の「剣鬼」として、「魔剣や凶刃」に磨きをかけていきたいと思っています。