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ロジェ・マルタン・デュ・ガール

Du Gard,Roger Martin

著者プロフィール

(1881-1958)1881年、パリ北西郊のヌイイ=シュール=セーヌ生まれ。落第を繰り返したのち、パリ古文書学校を卒業。作家を志し、ドレフュス事件に取材した『ジャン・バロワ』(1913年)で文壇の地位を確立する。やがてトルストイの影響から「大河小説」を企図し、ライフワークとなる『チボー家の人々』に着手。第一部『灰色のノート』(1922年)から第八部『エピローグ』(1940年)まで書き継がれた同作では、チボー家とフォンタナン家という二つのブルジョワ一家に依(よ)りながら、父と子の確執、少年同士の友情、対照的な兄弟の生き方を活写し、未曾有(みぞう)の戦争に突入してゆくフランスの世相を精緻(せいち)に描ききった。1937年、ノーベル文学賞受賞。中年以後、同性愛的傾向を自認しはじめ、未完の大作『モモール中佐』(1941年執筆)で同テーマを扱っている。1958年、七十七歳で死去。

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